5/25桃山S:ミスティックロアとスマラグドスが再戦

5/25、京都10R・桃山S(3勝クラス・ダート1900ハンデ)にミスティックロアとスマラグドスの出資馬2頭が出走します。両馬が対戦するのは五条坂特別以来の2戦目で、その際はスマラグドスが会心の勝利を上げて一歩先に準オープン馬となりました。

今走は改めて準オープンを舞台にしての再戦ですが、スマラグドスが昇級2戦目なのに対し、ミスティックロアは昇級戦になります。このクラス経験のあることはスマラグドスにとって大きなアドバンテージになりますが、ミスティックロアには「そんなのカンケーネー」的な規格外の潜在能力がある様に思えます。

両馬の出資者としてフラットに比較すると、ミスティックロアにとって準オープンは「単なる通過点」であるのに対し、スマラグドスにとっては「頑張って乗り越える壁」、くらいの差を感じます。実際、本走のハンデはスマラグドスの55kgに対し、昇級戦のミスティックロアの方が1kg重たい56kgを負わされています。ハンデキャッパーの目から見ても対戦成績に優るスマラグドスよりもミスティックロアの方を上に見ていることになります。

これらを踏まえて本走の展望を考えます。Target-JVの補正タイムを確認すると、スマラグドスのベスト指数はミスティックロアを制した五条坂特別の際の「94」であり、3勝クラスを勝ち抜けるには0.6秒の上積みが必要と評価されます。但し、五条坂特別の斤量は57kgに対して今回は55kgで乗れますので、1kg辺り2ポイント詰まる換算で補正タイムは「98」相当と見なせます。これならば十分戦える持ち時計と見ることが出来ます。

また、スマラグドスには長期休養明けの成績が冴えない傾向があり、これまでは中2週で使いつつ調子を上げて来た実績があります。その点で休み明けの前走はノーカンで良く、本番は今走と考えることも出来ます。

一方のミスティックロアについては過去ベストの補正タイムが立志賞の「94」で、この時の斤量が57kgですから、56kgで乗る今回は補正タイム「96」相当と評価出来ます。補正タイムが「96」となると、直ぐに勝ち負けとは言い難いのですが、ミスティックロアの場合はベストな騎乗とは言えない中での時計ですので、本馬の理想とする乗り方が出来れば時計は容易に詰まることが期待できます。

只、その為には包まれる心配の無い外枠が欲しいところでしたので、内寄り4番枠は難しい枠を引いてしまいました。「序盤を抑えながらロスなく外への進路を確保する」と言う、やや難易度の高いミッションを坂井瑠星Jがクリアしてくれれば、勝利は目前にあるものと思います。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする