2/4春菜賞:トレブランシュは大逃げも捕まって3着

2/4、東京9R・春菜賞(3歳1勝クラス・芝1400)に愛馬トレブランシュが出走しました。前走の未勝利戦を大逃げから振り切って完勝したトレブランシュでしたが、約3ヶ月の休養を挟んでの特別戦になります。

今回の馬体重は+10Kg増加して434Kg。ここでの2桁増は長期の休み明けと成長期であることを鑑みれば、ポジティブに評価したいところです。実際、それでもまた430Kg台ですし、可能ならば更に10Kg、厚みを増したい気もします。

レース展望でも書いた通り、このレースのポイントは「トレブランシュが前走同様の逃げを打つのか、折り合いを重視したレースを選択するのか」の2者択一でしたが、陣営の選択は期待通りの前者でした。

相変わらずの反応速度でゲートを出ると二の脚を延ばし、最初の200Mで後続に1馬身の差を付けます。最初の3Fを33.7秒のハイペースで通過すると、ラスト3Fでは後続に0.8秒もの差を付ける大逃げを打ちました。

4角を回った所では手応えもあり、このまま前走の様な逃げ切り勝ちを期待しましたが、鞍上がラスト300M付近から脚色が鈍り始め、人気馬2頭に交わされて、最終的に3着と言う結果になりました。勝馬は前走では先着したトーセンローリエでしたので、ここでも退けたいところでしたが、今回は借りを返されてしまった格好です。

前走では逃げ切れた相手に今回は捕まった原因を考えると、「やはりペースが早すぎた」と分析するよりありません。1000Mの通過が56.7秒と言うのは流石にスピードオーバーで、ここから400Mを保たせるのは容易なことではありません。前走の1000Mラップは57.8秒でしたので、せめてこのレベルに抑えられていれば、最後まで脚は保ったと思います。

..とは言え、脚がパッタリ止まったワケではありませんし、Target-JVの補正タイムも「99」が出ており、これは「トレブランシュも1勝クラスの水準時計で走れていた」ことを示しています。今回は相手が上手でしたが、自己条件で使っていれば、1勝クラスの突破は時間の問題と考えることが可能です。

一方で、今回の様に「馬の好きな様に走らせてしまうと流石に最後が苦しくなる」ことも事実であり、将来を感合えれば、ここで抑えた走りを覚えることは本仔にとって有用です。レース後の稲垣師のコメントからは、レース間隔を空けながら、折り合いを考慮して距離を短縮し、自己条件でレベルアップを図る方針が示唆されています。

ところが、翌日になって「レース後に微量の鼻出血が認められた」旨の心配な情報が飛び込んで来ました。問題は鼻出血の原因が外傷に因るものか、肺出血に因るものなのか、この何れかで事態の深刻度は全く違うレベルになります。内視鏡検査を実施したところでは、「異常所見は認められなかった」とのことで、外傷性の鼻出血である蓋然性は高まりましたが、稲垣師からは今後も慎重にケアを続ける方針が示されています。

万一、これが肺出血であれば、再発を起こす前に3ヶ月程度の休養を挟むのがセオリーですので、本仔についてもここは無理せず長目の休養を入れた方が良い様に思います。春先まで休養を入れるのであれば、5月の東京開催が復帰の目途になりますから、その間に抑えた走りを覚えさせることで、距離短縮をすることなく、1400Mで復帰する目も選択肢になると思います。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする