GF出資馬の近況 2022/3/17

1.アレグロモデラート

3/27のミモザ賞(中山・芝2000牝)への出走を目標に在厩のまま調整を続けています。3/16、1週前の追い切りを美南Wで実施して、66.9-51.6-37.7-24.3-11.9(位置6,馬なり)を計時しています。2勝クラス古馬のラフストリーム(馬なり)と併せて、0.2秒遅れていますが、時計を見る限り状態は良さそうに見えます。武井師のコメントによれば「最後は遅れたものの、直線は自分からギアを上げて加速できており、促せば楽に併入できる手ごたえでした。」とのこと。現在の馬体重は474Kgで、前走前の馬体重を回復しています。

一方で、注目していた鞍上には大野Jを予定しているとのこと。横山武史Jが不在のため、乗り替わりは確実でしたが、勝負レースの鞍上としては、正直、残念感の拭えない印象です。大野Jは本馬のデビュー2戦目に騎乗されていますが、その際は「ハンデ-4Kgの新人女性騎手が1000Mを62.5秒の超絶スローで逃げる展開にも関わらず、積極性を欠いた騎乗から仕掛けが遅れ、楽逃げを許す」と言う、呆れた騎乗内容でした。今回はここ一番のレースですから、結果は別にして納得の行く騎乗を期待したいところです。

2.ヴァロンダンス

先週の中山・未勝利(芝1800)に出走。1番枠から積極的に逃げを打つも、後続からのプレッシャーが厳しく、最後は失速して11着に沈んでいまいました。レース後の脚元には特に問題な無かったとのことで、これは安堵するところですが、権利が確保できなかったことから、一旦放牧に出ることが決まりました。

帰厩時期は想定を見ながら検討するとのことですが、芝で使うには1800でも2か月は節を空ける必要がありそうです。ましてや、マイル以下に短縮するには3か月を要するかもしれません。ここは長期休養よりはダートを試すなどの工夫が必要かもしれません。若しくは、3か月の節を空けるのであれば、このタイミングで北海道に移動してしまい、函館~札幌の転戦を狙うのも一つの方策の様に思います。

3.ローズボウル

先週の阪神・2勝クラス(ダート2000)に出走。先行策の予定にも関わらず後方からの競馬となり、レースプランが完全に狂ったにも関わらず、最後は地力だけで3着に入着を果たしました。内容的に強い競馬をした結果であり、この成績は現級に目途の立つ内容と考えて良いと思います。

レース後は左前球節に張りが見られたとのことですが、幸いレントゲン検査では異常は見つかっていません。林師のコメントによれば、「優先権を確保しましたが、疲労も蓄積していると思われますので、ここで一息入れようと思います。」とのこと。次走については未定ですが、本馬が得意とするダート2000以上の番組には優先権は無用ですので、早々に目標レースを定めた上で、仕上げて貰えればと思います。恐らくは東京開催のダート2100がターゲットになると思います。

4.ルヴァンヴェール

3/19の中京・1勝クラス(ダート1200)への出走が確定しました。3/16、美南坂で最終追い切りを実施して、53.0-37.8-25.0-13.2(一杯に追う)を計時しており、前走の追い切りと同等の時計が出ています。

今回は舞台を中山から中京に移しますが、先行脚質に転換した本馬にとって、逃げ・先行馬が絶対有利の中京ダート1200のコースへの変更は、必ずやプラスに寄与するものと考えられます。上り坂スタートで序盤のペースは中山の様に上がりませんから、枠番に関わらず先手は取れると思います。加えて、鞍上には継続騎乗の菅原Jが確保された上に、相手関係も欲目無しに甘いことから、ここは陣営としても勝負気配のレースになると思います。

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