ネーラペルレの2018は募集中止に

大変残念な情報ですが、ネーラペルレの2018の募集が中止になった模様です。公式サイトの発表に依れば、夜間放牧中に頸椎に損傷を発症したことで、競争能力の喪失と判断されたとのこと..。

ネーラペルレの2018は今年の特別提供馬でしたが、配合上の妙味が大きく魅力的な募集馬でした。個人的には特別提供馬の応募条件が飲めずに、応募を断念してしまいましたが、通常募集されていたら出資を決めていたと思っています。

取り敢えず当該のファンドは解散される筈ですが、本ケースが難しいのは本仔が特別提供馬であったことで、特に応募条件が「1歳馬への2口の出資」であった点です。本仔への出資を含めてその他募集馬への出資を判断された会員の方も相当数いらっしゃるものと思いますので、何らかの救済措置は図られることになるでしょう。

詳細は出資者の方に書面で通知される筈ですが、噂レベルでは代替えの特別提供馬が提示されるとの話も聞こえて来ます。もし、これが正しい情報であるとすれば、「新規の特別提供馬に対して、ネーラペルレの2018の出資者に優先権を与えて、改めて出資の判断を仰ぐ」ことになるものと思います。

只、ここで気になることは、出資者の立場で考えたときにネーラペルレの2018に見合う新規特別提供馬が提示されれば良いのですが、そうでない場合は、同時に2口以上出資した筈の他馬の出資のキャンセルを求める声が上がることも想定されます。「2口応募したけれども1口に減らしたい」と言うケースも有り得るでしょう。そうなると、既に完売している3頭について、残口が生じる可能性も出てきます。
更に、新規当別提供馬の200口が、ネーラペルレの2018の出資者で全て埋まる可能性も低いと思いますので、特別提供馬に残口が生じることもありそうです。

そして、最大の関心事は新規の特別提供馬がどの仔馬になるかです。候補として真っ先に思いつくのは先日のセプテンバーセールで「主取」となったマウントフジの2018(父リアルインパクト)でしょうか。「那須野牧場生産の牡馬で母がクラブ所属馬」と言う点は、ネーラペルレの2018と一致しています。配合上の妙味は不明ですし、実馬の出来も見ていませんが、単純に父ネオユニヴァースと父リアルインパクトを比較すれば、「相応以上のオファーである」と普通に判断できると思います。

ちなみに、個人的にはマウントフジの2018よりもエイシンバンバの2018の方に惹かれるのですが、エイシンバンバの2018は地方募集で確定してしまっている様なので、流石にこれは難しいでしょうか。血統的にはダートよりも芝だと思うのですが..。もしエイシンバンバの2018が中央で追加募集されて残口が出る様でしたら、有力な出資候補として検討することになると思います。

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