8/10新潟2R:アルジェンタータはスタートで躓くも2着

8/10、新潟2R・未勝利(ダート1800牝)に愛馬アルジェンタータが出走しました。ここで掲示板を外すと即終戦もある厳しい状況に、陣営も可能な限りを尽くてのレースとなりました。

1週前に先行して新潟滞在で臨んたアルジェンタータは前走から増減なしの馬体重432Kgで登場しました。この432Kgは前走が+14Kgの大幅増だった体重を維持したものであり、奥村師の「ここに来て中身もしっかりしてきました」のコメントを裏付けています。

展望記事の中で、このレースのポイントは初ブリンカーと鞍上のデムーロ騎手にあると書いたのですが、結果的にこの2つ共に良い面が出たと思います。特にデムーロ騎手については、不安を煽るコメントを書いてしまったのですが、今回は本当に好騎乗をしてくれたと思います。ディスってしまってごめんなさい..。🙏

さて、レースの方ですがスタートが最大のポイントになりました。ゲートが開いた直後にアルジェンタータは躓いてしまい、この時点で約1馬身の出遅れになりました。但し、ここで大きかったのは何よりも落馬をしなかったこと。これにはデムーロ騎手のバランス感覚に感謝するよりありません。

そして、ここからは敢えて焦らずに1角~2角を最後尾で回りました。これは腹を括って末脚に賭ける展開と思って観ていたのですが、ここでデムーロ騎手の好判断がありました。ペースが極端に遅いと見た鞍上はバックストレートの入り口から鞭を入れて捲りを仕掛け、一気に先頭に立ちました。
レースペースは1000M通過が65.7秒と言うドスローでしたので、これを放置してしまえば、レースはハナを切って楽逃げに持ち込んだ1人気のモッシュピットのものになったと思います。実際、アルジェンタータに先行されて焦ったモッシュピットは、一拍遅れて無理に追い上げたことで完全に潰れてしまいました。

3角~4角を先頭で回ったアルジェンタータは直線に入っても手ごたえは確かで、「これは勝った」かと思ったのですが、終始2番手で回って来たラブイスキアにラストで差されて2着と言う結果になりました。但し、決してあっさりと差されたワケではなく、抵抗しての2着であって、勝負根性も確かに見せてくれました。

「捲って出た所を目標にされてキッチリ差された」とレースを評することも出来るのですが、そもそもこのレース展開は仕掛けなければ逃げ馬のものになるところでした。レースを作って、かつ最後まで勝負に絡んだところは大いに評価されるべきところですし、終始楽な競馬をして勝ったラブイスキアよりも、遥かに強い内容の競馬だったと言えるでしょう。スタートで躓いた不運が本当に悔やまれるレースでした。

レース後の奥村師のコメントによると、中1週で同条件のレースに向かうとのこと。てっきり、中2週で混合戦のダート1800を目標にするものと思っていたのですが、ここは予想が外れました。確かに、牝馬限定の方が可能性が高いですし、何より最終週はメンバが揃いますから、1週前に出られるならばそれに越したことはありません。
そして、ここは是非ともデムーロ騎手を確保して欲しいと思います。2走目で手の内に入れてくれたと思いますし、何より惜しい競馬をした後ですから、デムーロ騎手も必勝の気構えで臨んでくれると思います。このまま新潟に滞在出来るのもメリットになる筈です。

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