3/14中京9R:スターリーパレードはメチャメチャな競馬でも4着

3/14、中京9R・1勝クラス(ダート1800)に愛馬スターリーパレードが出走しました。休み明けの前走がピリッとしない競馬だったこともあり、1つ叩いた前進を期待して中1週での出走となりました。また、鞍上は西村騎手から田辺騎手へ乗り変わりとなっています。

馬体重は前走から+4Kgの500Kg。初めての大台ですが、テレビ画面越しにパドックを周回する姿に太め感は無く、むしろ良い感じに仕上がっている様に見えました。ちなにみ、前走に続いて今回も無観客による競争となりました。

さて、レースの内容ですが、今回は前走に比して内目の枠を引けたことで、無理なく番手で先行すする競馬を想定していました。これは陣営も同じ考えであったと思いますが、その想定は脆くもスタートで崩れ去ります。

スターリーパレードは決してスタートの良い馬ではありませんが、かといって出遅れ癖のある馬でもありません。しかし、この日のスタートは完全に立ち遅れてしまい、気合を付けて如何にかなる状況ではありませんでした。このまま鞍上は出たなりで競馬を進め、1角~2角を最後尾のまま通過。末脚のキレる馬ではないので、これは終わったとおもったところ、向こう正面からものすごいスピードで追い上げを開始し、そのままハナを奪うと3角~4角を先頭で回り、さらに差を広げて行きました。

何処から見ても玉砕戦法なのですが、残り200でもまだリードを保っており、意外なまでに後続との差が詰まりません。「えぇっ、これもしかして勝っちゃうじゃないの?」と思ったところで脚色が鈍りだし、ラスト30mで捕まって4着と言う結果になりました。

ぶっちゃけた話、このレースに内容は無かったと思います。出遅れの原因は馬にありますし、ペースが遅いと見るや強引に捲って出たのは田辺騎手の好判断だったかもしれません。しかし、腹をくくて最初からこの競馬を狙うなら、1角~2角のロスが大きかったと思います。結果論ですが、序盤をインベタで走っていれば、さらに上の成績が狙えたかもしれません。

更に、向こう正面からの仕掛けは明らかに後先を考えない仕掛けであり、ペースも何も無視した単なる暴走だったと思います。この競馬で馬群に沈まなかったのは一重にスターリーパレードの根性以外の何物ではなく、メチャメチャな内容の競馬を評価する気にはなれません。

なんとも総括の難しい競馬ですが、4着と言う成績は「結果オーライ」以外の何物でもないと思います。出遅れたことはスターリーパレードの今後の課題であり、一方で驚異的な粘り腰はスターリーパレードの資質を確認するものでした。「こういう競馬も出来る」と言うことが判ったことは収穫と言えるかもしれませんが、今後に繋がるとも思えません。
レース展望の記事のなかで「捲ってくる馬が現れないことを祈るのみ」と書いたのですが、まさか自らがその競馬をすることになるとは、想像だにしませんでした..。😓

レース後の西村師のコメントに拠れば「問題が無ければ中1週で同条件のレースに向かいたいと思います」とのこと。権利も取りましたし、中京開催でもう1度使ったら、夏競馬まで休養と言う計画かもしれません。

【PS】
正直なところ、「今回は勝てなくて良かった」と思っています。こんな内容の競馬で運よく勝ち上がっても2勝クラスで頭打ちになることは目に見えています。馬券を買ってくれた方々には申し訳ありませんが、今は現級を普通にと勝ち上がれるだけの地力培うことに注力し、上のクラスでも戦えるまで焦らずに成長して欲しいと思います。今走のTarget補正タイムは「97」が出ていますし、焦らずとも現級の突破の目途は立っていると思います。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする