プラモ制作:FAガール・影虎(YINGHU)

今年3回目のプラモデル制作記です。今回は本格的な美少女プラモデルに手を出してしまいました。これまでにも、86のレーナSAOのアスナ等のバンダイ製キットは制作していますが、今回は美プラの本家とも言える壽屋の看板IP、フレームアームズ・ガール(FAG)に挑戦しています。

..で、今回制作したキットがFAGの影虎。これを選んだ理由は単純に「定価で購入出来たから」でした。昨今、壽屋から美プラの新作が販売されると、予約開始日にオンラインショップのサーバーがダウンする程の注文が殺到し、即完売となるのが常なのですが、この影虎に限っては何時でも購入できる状態で放置される状態にありました。その理由を推察すると..、

・影虎は既販の白虎の色違いである。
・白虎のキットの人気がイマイチだった。

の2点が考えられます。さらに白虎の人気がイマイチな理由は「あまり可愛くない」と言う根本的なものでした。せめて箱絵だけでも可愛いく描かれていれば、即完売はなくても売れ残ることはなかったと思うのですが..。
個人的にも白虎の特徴的な「前髪ぱっつん」の髪型はタイプではなく、薬指の動くものではありませんでしたが、この影虎は前髪のスタイルとフェイスパーツが変更されており、「普通に可愛い」と言うか「美人さん」に仕上がっています。

先ずはパチ組みした写真を載せますが、美プラ本家の壽屋のキットだけあって、普通に組んだだけでも可愛い子が完成しています。これには表情パーツが印刷済みである点が大きく寄与しており、バンダイの美プラで目と眉のシール貼りに苦労したこととは雲泥の差がありました。

続いて、全塗装を行った結果が↑の写真。艶消しブラックをベースに髪の水色とバランスの良さそうなイエローオレンジの配色を選択しました。また、個人的な趣味で、腹部のアーマーは肌色塗装に変えています。なお、肋骨の下部に半円状のモールドがあったのですが、素肌を露出するに当たって、この部分はパテ埋めして消しています。

今回は「パーツの塗り分け」を制作上の課題としていたのですが、試行錯誤しながらも何とか形にすることが出来ました。特に膝上部分の塗り分けには失敗を繰り返し、何度がリムーバーで塗装を落とす羽目になりました。

デカールは市販のコーションデカールを貼って情報量を増やしています。多少の塗装ムラはデカールを貼ることで誤魔化すことが出来ました。また、武装や外装を装着するための3mm穴が点在していますが、これも市販のモールドパーツで塞いでいます。

オリジナルの髪色は水色とピンクの2色グラデーションですが、自分には難易度が高いため、水色単色のグラデーション塗装に留めています。只、シャドウとハイライトの加減が甘く、写真では殆ど視認することが出来ません。次は極端にメリハリを付ける気持ちで調色したいと思います。

ヘルメットは装着が可能ですが、顔の大半が隠れてしまい、あまり好みではありません。特に、大型のフェイスガードは無骨過ぎるので、ここでは外した状態で写真を撮っています。また、影虎の特徴的なツインテールはヘルメットから外に出すことも出来るのですが、不自然に見えるのでこれは採用せず、代わりにスコープユニットを装着してあります。なお、このレーダスコープは先端部分を組み立て中に破損してしまったため、市販のパーツで置き換えました。

続いて素体モードです。表情パーツは「ポカン顔」に交換しています。あざとい感じのポージングですが、普通に可愛いと思います。これ位に可愛いのですから、本キットも人気が出て良いと思うのですが、やはり箱絵のデザインが足を引っ張っている気がします。

最後に素体モードをもう1枚。これが今回1番のお気に入り写真です。何より、このポージングで自立可能なところが素晴らしい。
ちなみに、肌色塗装はフレームアームズ・ガール・カラーのベースフレッシュでベタ塗りして、陰影はウェザリングマスターで付けています。最初はシャドウ色も塗装するつもりでいましたが、自分レベルですと細かい調整はウエザリングマスターの方が付け易く、それでいて雰囲気も悪くなく正解だったと思います。

今回は塗装のやり直しが多く、完成までに1か月強の期間を要してしまいましたが、プラモデルを作り始めて凡そ半年で、初めて納得度の高いものが作れた様に感じています。次は美プラとのコーディネートとしては鉄板と言える、バイクを作ってみたいと考えています。

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