« 方向感が見えません | メイン | 振興祭りもそろそろお開き? »

海外ETFと国内ETF

最近では、大証にインドと中国のETFが上場するとか、東証がNYSEと提携して先ずはETFを相互上場させるとか、何気に海外ETFの話を国内でも耳にする様になって来ました。
専ら、海外投資ではETFにしか投資しない私としても、日本でも海外ETFの情報が入手し易くなるのであれば、嬉しい所ではあります。まぁ、国内で海外ETFを買うかと言われても買いませんが..。

私としては、海外ETFを広める前に、国内のセクタ別ETFを充実させて欲しいのです。銀行セクタのETF位しか取引されてない状況で、日経やTOPIXのETFばかり幾つも上場させたって意味無しでしょ?確かに、取引量が無いから銘柄も減って行くという事情も判りますが、宣伝活動も無さすぎだと思います。
恐らく、証券会社としては、「ETFよりもインデックスファンドを売った方が儲かるもん!」と、思っているんでしょう。(日本の証券会社は顧客のほうを向いてませんから。)

所で、米国上場のETFですが、こっちもアンテナを高くしていないと、知らない間に色々と上場しているみたいです。先日もDBAの存在を知って買付してみましたが、他にも面白そうな銘柄が上場されてるかもしれないと思い、週末に調べてみました。

すると..、あるじゃん!やっぱり。(しかも色々)
以下、目に止まった銘柄を挙げてみます。


(1) WisdomTree Europe Small Cap Dividend Fund (DFE)

ヨーロッパの小型株インデックスに連動するETF。これまでは、そもそもヨーロッパのETF自体が少なくて、EZUやIEV辺りがメジャーですが、どちらも値動きはほぼ同じ。これまでも、ミューチュアルファンドの紹介を見ていて、欧州は小型株インデックスが全体のインデックスを大きくアウトパフォームしているのに気づいてました。となれば、高ボラリティ好きの私としては、単なるインデックスよりも小型株インデックスを選ぶびたい所なわけで、漸くその希望を叶えてくれるETFを見つけました。


(2) Morgan Stanley CHINA (CAF)

これ、タイトル読んだだけじゃ判んなかったのですが、米国市場に唯一上場する中国A株のCEFです。この存在を知っていれば、わざわざ香港市場で2823.hkを買う必要はありませんでした。まぁ、信託報酬は2823.hkの方が安いんですが、売り買いのし易さ的には米国上場は魅力的です。USDで買えるし、怪しくなったら束処分出来るし、なにせバブルの気配満々ですから..。
ちなみに、10月に上場して既に50%超で騰がってます。意外とコレ、昨年の上昇率トップだったりして?尚、分散銘柄数は2823.hkよりも多そうです。


(3) CurrencyShares Euro Trust (FXE)

ユーロの上昇が止まらないので、海外証券口座でもユーロMMFみたいな商品は買えないかと思って探したらありました。単純にユーロの為替レートに連動するETFの様です。信託報酬が0.4%掛かりますが、配当金として1年定期にした程度の利回りが付きます。

それなら、単にマルチカレンシー口座にユーロを持てば良い様にも思うわけですが、考えてみるとメリットは確かにあります。

 ・売り買いが同値なので、売買手数料は掛かりますが、為替のスプレッドが発生しません。
 ・売り買いが何時でも出来て、定期預金並みの利回りがある。
 ・定期預金の最低預金額が無い。預金高が少なくても、同じ利回りが得られます。

米国市場にはユーロ債権に連動するETF(CEF)は上場されていない(と思う)ので、代わりにポートフォリオに組み込むのも手だと思います。

尚、ユーロ以外にもオーストリア・ドル(FXA)やメキシコ・ペソ(FXM)等も用意されていました。どうせなら、ニュージランド・ドルや南アフリカ・ランドも用意して欲しい所です。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.net-player.com/mt/mt-tb.cgi/61

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

About

2007年01月30日 02:31に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「方向感が見えません」です。

次の投稿は「振興祭りもそろそろお開き?」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。