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2008年04月 アーカイブ

2008年04月02日

急騰中

NYが何気に急騰中。

今日は、上海市場が大きく下げたにも関らず、CAFもプラスで推移。そこで、予定通りこれを一旦全て利益確定し、代わりにEWTを買い益しました。

THDも買って見たいのですが、如何せん板が薄くて仕掛け難いです。

2008年04月07日

指標に関らず底堅い

本来ならば、日曜深夜のこの時間帯に今週の投資計画を考えるのですが、ひょんなことから "toto big"のキャリーオーバーに端を発して考え込んでしまい、投資への考えがまとまってません..。

しかし、改めて「宝くじ」に関してネットで調べてみると、色々なネタが転がっていたりするわけで、単に確率論的な見方だけではなく、行動経済学や税法の見地を加えてみると、新たな発見がありました。この辺りのことは改めてエントリーに残すことにして、取り合えず先週のトレードの記録を残しておくことにします。

先週は日本でも米国でも悪い経済指標が発表されたにも関らず、株価的には底堅い1週間でした。バーナンキ議長もリセッションに触れましたが、それでもマーケットへの影響は限定的。もはや市場ではリセッションを織り込んだと言うことか、それとも売られすぎの反動と言うことか?

そんな訳で、順調に株価が回復しつつも気分的には懐疑的。取り合えず、今週一杯は堅調に推移しそうな気はするものの、来週は米国金融機関の決算が出るはずで、それに向けて心の準備も必要になりそう。しかも週末はSQですし。

そんな中で日本株ですが、週末時点で13300円付近をキープしてましたので、「ブル2.5倍日本株ポートフォリオ」の一部をキャッシュファンドへスイッチング。今週も様子を見ながら、もう少しキャッシュファンドへのスイッチをするかもしれません。

一方、海外の方は火曜日に急騰した局面でCAFを利益確定。代わりにEWTの買い増しを実行しています。後は、キャッシュ比率が上がりすぎたので、丁度下げていたGIMを買い増ししてみました。

取り合えず、今週もキャッシュ比率を落とす方向で何か買って行きたいと思うのですが、今ひとつ仕込みたいと思えるものが見つからない現状です。DGSがもう少し騰がるか下がるがしてくれたら買い増したい所ですが、今のところヨコヨコなので、投資のタイミングがありません。

唯一気になるのがTHDなんですが、板が薄くてこれも手がけ難い。あとは、EPIがもう1段下げる様なら、ナンピンして見るかもしれません。


しかし、原油価格が予想外に高止まりして落ちて来ません。DUGの含み損が大きくなって来ており、放置モードを続けるかで迷ってます。

2008年04月14日

注目の1週間が始まります

順調に戻り基調を示してきた世界の株式相場でしたが、先週からはまた雲行きが怪しくなってしまいました。発端は米国で始まった決算発表だったと思います。アルコアの決算が不信だったことを受けて、景気の後退がいよいよ現実のものと意識されて来ています。

尤も、米国の景気がリセッションに入っていると言う話は、それほど新鮮なものでも無いと思います。それもあってか、アジアを中心に先週の株価は比較的堅調な値動きで、「今更ながらのデカップリングですか?」と言った感じです。また、「週末のG7で何か発表されるのでは?」と言う期待感も相場を支えたかもしれません。

一方で、想定外だったのがGEの決算。このGEショックを受けて、週末のNYは大幅な下げとなってしまいました。CMEの日経先物の終値は13055円となり、週明けの東京市場は再びGDのスタートとなることが確実な情勢です。

しかし、今週の動きは全くの予想不能です。

 ・市場はGEの決算を深刻な景気後退と捉えるのか?
  それともGE1社の金融政策のトラブルと捉えるのか?
 ・G7を受けてドル高是正の介入が行われるのか?
 ・本気で米国は強いドルを望んでいるのか?
 ・17日のメリル、18日のシティの決算発表の内容は?
  更なる不安を呼ぶのか、悪材料で尽くしとなるのか?

なんか、上にも下にも、どっちに大きく触れてもおかしくない情勢です。東京市場としては、為替相場が重要なのは間違いなくて、介入によるドルの買い支えの気配が出たら、日経も再び上を目指すものと予想しています。逆に、再び100円を割り込むようであれば、日経12500円割れの水準は覚悟する必要がありそうです。


さて、そんな中での先週のトレードの状況です。まず、日本株ブル2.5倍日本株ポートフォリオ」のキャッシュファンドへのスイッチングを更に進めました。月曜日と金曜日に高いところがあったので、比較的逃げ易い状況だったと思います。

もう1つ逃げたのが、「1Q好決算銘柄バスケット」。元々、運用開始時点から本決算が始まる4月中旬までに精算する計画でしたので、ここで生産するのはあるいみ予定通り。結果的にはTOPIXを下回る成績となり失敗に終わりました。想定外だったのは、相場全体が悪くなり、追加の上方修正が出ても利益確定の材料になってしまったこと。また、構成銘柄の多くが外人投資家の比率が多い銘柄だったことで、サブプライムの余波を受け易かったことでした。

尚、本バスケット運用を一旦精算することとしましたが、実際は「島精機製作所・JUKI・生化学工業・日野自動車・コニカミノルタ」の5社を処分し、「ダイキン工業・グローリー・スタンレー電気・富士フィルム・アイシン精機」の5社は継続ホールドとしました。残した5社は、何れも長期保有に耐えられる銘柄と判断したもので、今後はあと数社増やしてグロース銘柄のバスケットとして運用をすることを考えてます。

次に海外の方ですが、最も大きな変更として、長期保有してきた「Franklin Mutual European Fund」をスイッチングして、「Franklin U.S. Opportunities Fund」に乗り換えました。考え方としては、「そろそろ欧州(と言うかユーロ高)に限界を感じて、ユーロ資産から逃げておこうと考え、乗り換え先としては、先に下げている米国を選択した」と言うものです。

Fundの乗換えを考える場合、ETFと違って手数料が痛いので頻繁な変更は出来ません。なので、変更するにしてもあるていど長期的な視点で考える必要があります。その意味で、米国株の選択がファーストチョイスだったのですが、今の不穏な状況で米国株のポジションを増やすのもちょっと怖い。..と言うワケで、これをヘッジする意味で、QIDを併せて少し買っておきました。(要するに両建てって奴です。)

あとは、DGSがイマイチ下げず買場が見つからなかったので、代わりにEWTの買い増しを実行しています。


そして、今週の予定ですが、嵐を予感させる1週間なので、基本的には身をかがめて嵐をやり過ごしたいと思います。只、日経が12500円を割って一服感が出たら、キャッシュファンドに逃がしておいた資金を再びブルファンドへスイッチングします。

同じく、海外の方も様子見の予定ですが、流れによっては台湾関連の株式を買い増すことは考えてます。具体的にはEWT・DGSの買い増しか、CHNの新規購入を候補にしたいと思います。

China Fund (CHN)

ここへ来て、台湾関連株の動きが注目を集めています。転換点はやはり台湾の総統選挙。経済優先で中国との対話路線を採る馬候補が勝利したことで、相場的には好材料が着実に多くなってきています。

そして何より、ファンダメンタルが良好なのが台湾株の魅力です。そもそも、地政学的リスクで株価が安く抑えられてきた側面があるワケで、中台関係が改善すれば、バリュエイションの見直しが行われることは必然とも考えられます。ちなみに、台湾株の代表的ETFであるEWTのP/Eは12.33倍でしかありません。

ここで、台湾に投資する場合の銘柄ですが、筆頭候補はEWTで間違いありません。他のETFとしては、DGSやDEMは25%前後が台湾株で占められており、これらも一応候補になると考えられます。(ちなみにEEMやVWOでは10%前後まで下がってしまいます。)

では、CEFの方で何か面白いものは無いかと探してみますと、TWN・TFCと言った所が見つかります。これらは100%台湾株が占めるポートフォリオですが、今ひとつ華がありません。ディスカウントが-5%~-10%程度付いているのは良いのですが、信託報酬が2%近いというのが長期的には戴けません。これならEWTで我慢したほうが良さそうです。

そんな中で、1つ気になる存在が、掲題の "China Fund (CHN)" です。中国関連株式で構成されるポートフォリオですが、最新の状況で35%強を台湾株が最も大きい比率を占めています。香港株が28%で続き、H株が20%弱、A株は15%弱になります。

そして魅力なのがディスカウント。現時点で-20%程度付いており、設定来で最低レベルの水準になっています。また、信託報酬も1.08%であり、ETFには見劣りするものの、極端に高いものではありません。

中台の関係改善が両国の経済にプラス効果を齎すと考えるのであれば、CHNは1つの選択候補に成り得るものと思います。ちなみに、CEFにしては流動性もそこそこあるので(実際、DGSより遥かに多い)、売り買いに苦労することは無いと思われます。

2008年04月21日

世界同時株高へ?

騰がるにしても落ちるにしても、幅が大きくなるだろうと予想した先週でしたが、結果的に上に大きく動きました。

ポイントはやはりメリルとシティの決算発表でした。この2社の決算が市場の予想範囲内に落ち着いたことで、市場が強気方向へ大きく傾いた感じです。リスクを取る動きが出てくれば、円のキャリートレードも復活する訳で、ドル円も一時104円台まで回復しています。

逆に、行きすぎた感があるコモディティ市場では、金と穀物が下げています。只、本丸の原油が頑強なのがかなり意外。115円を越えて更に上昇を続けています。何処かで急落があるのは確実と思うのですが、そんな風に懐疑的な奴がいる内は下げないのかもしれません。お陰で、ヘッジのために仕込んだDUGが、大幅な含み損となっています。

一方、日本市場はと言うと、週間では殆ど上昇をしていません。原因はハッキリしませんが、先行して騰げてきていた為かもしれません。何れにしても、CMEの終値は13770円ですので、週明けの東京は大きくGUして始まることが確実です。もし、13700円~13800円を保って月曜日が引けるようであれば、チャート的には抵抗線をブレイクしたことになり、更に上を狙える展開になってきます。

只、気になるのは騰落レシオ。既に114まで来ており、月曜日が予想通りの全面高となると、レシオが確実に120を越えてきます。騰落レシオ信者であれば、月曜日は売りを考えるところかもしれません。


そんな中で、先週のトレードの記録ですが、先週は身を屈めて嵐を避ける予定でしたので、然したるトレードは行っていません。日本株に関しては、「日本株ブル2.5倍ポートフォリオ」を僅かにキャッシュファンドへスイッチングしたのみです。

一方、海外の方はヘッジ用のQIDを僅かに買い増しして、結果的に裏目を引いています。まぁ、相場が好転すればトータルでは大きくプラスですので、ここでの失敗は良しとしておきます。しかし、私が「ベアファンドを仕込むと相場が反転」と言う流れは今回も継続でした。orz


尚、今週も特にトレーディングの予定はありません。只、日経平均が13800円を付ける様なら、「日本株ブル2.5倍ポートフォリオ」の、キャッシュファンドへのスイッチングを進めると思います。

2008年04月27日

円建て保有銘柄(2008/4/25)

 ・「ブル2.5倍日本株ポートフォリオ」の一部をキャッシュファンドへスイッチ。
 ・セガミメディクスとセイジョーが合併。ココカラファインHDに社名変更。
 ・1Q好決算銘柄バスケットの運用を一旦精算。
  島精機製作所、JUKI、コニカミノルタ、生化学工業、日野自動車を売却。
  一方、ダイキン工業、グローリー、スタンレー電気、富士フィルム、アイシン精機は
  グロース系銘柄バスケットとしてホールドを継続する。


■ファンド

 - 三菱UFJ投信:外国株式インデックス *1
 - みずほ投信:みずほウェルズファーゴ・エマージング株式 *2
 - みずほ投信:みずほJ-REIT *2
 - DIAM:中国関連株オープン
 - 新光:新成長中国株式ファンド
 - HSBC:ブラジルオープン
 - AIG:新成長国ダブルプラス
 - 東京海上:エネルギー・食料関連ファンド
 - 日興:世界のサイフ
 - ブラックロック:グローバル・フレキシブル・バランス・ファンド *3
 - セゾン投信:バンガード・グローバル・バランス・ファンド *3
 - 大和証券投信:ブル2.5倍日本株ポートフォリオ
 
  *1: 三菱UFJ銀行のATMと振込み手数料無料化のために保有
  *2: みずほ銀行のATMと振込み手数料無料化の為に保有
  *3: 毎月積み立て


■個別銘柄

[長期ホールド]
 - 東芝(フラッシュメモリ・原発)
 - JR東日本(電子マネー・駅中開発)
 - 任天堂(DS・Wii)
 - 雪印乳業(優先株償却)

[バリュー]
 - ココカラファインHD

[バスケット運用]
 - 好配当銘柄バスケット(DNLトラッキング)
   日産自動車、ホンダ、野村HD、JFEHD、新日鉄、関西電力、大和証券
   九州電力、アステラス製薬、中部電力、第一三共、エーザイ
   神戸製鋼、東北電力、花王
   
 - 貸金業銘柄バスケット
   アコム、武富士、アイフル、プロミス、クレディセゾン、UFJニコス
   イオンクレジット、OMCカード

 - グロース系銘柄バスケット
   ダイキン工業、グローリー、スタンレー電気、富士フィルム、アイシン精機

 - 低PBR銘柄バスケット
   フルサト工業、ワキタ、スルガ、富士エレクトロニクス、杉本商事
   フジオーゼックス、NBC、サンコール、アロン化成、コンドーテック

[塩漬]
 - ジャストシステム(xfy)


■その他

[コモディティ]
 - 地金積立(田中貴金属・G&Pプランナー)

外貨建て保有銘柄(2008/4/25)

・CAFを一旦仕込み、急騰した所で売り抜け。
・売る抜けたCAFの代わりに、台湾関連銘柄(EWT, DGS)を購入。
・欧州市場への不安感から、「Franklin Mutual European Fund」に代えて
 米国株ファンド「Franklin U.S. Opportunities Fund」へスイッチング。
・その一方で、ヘッジ用にQIDを仕込んで両建て。
・GIMを僅かに買い増し。


■長期保有銘柄

[Unit Trust Fund]

- Fidelity ASEAN
- Fidelity Euro Balanced Fund
- Franklin U.S. Opportunities Fund
- Templeton Eastern Europe
- INVESCO Asia Infrastructure Fund
- HSBC Managed Growth Fund
- JF Philippine
- FWF India Focus Fund
- Shloder Select BRIC's Equity


■トレーディング銘柄

[中南米]
- iShares MSCI Brazil Index (EWZ)

[中国]
- 現在なし

[インド]
- iShares BSE SENSEX India Tracker (2836.hk)
- WisdomTree India Earnings Fund (EPI)

[東欧・ロシア]
- Lyxor ETF Russia (2831.hk)

[アジア・太平洋]
- iShares MSCI Taiwan Index Fund (EWT)

[アフリカ・中東]
- SPDR S&P Emerging Middle East & Africa (GAF)

[新興国]
- Claymore/BNY BRIC ETF (EEB)
- WisdomTree Emerging Markets High Yielding Equity Fund (DEM)
- WisdomTree Emerging Markets SmallCap Dividend Fund (DGS)

[北米]
- ProShares Ultra Short QQQ (QID)
- ProShares Ultra Short Oil & Gas (DUG)

[西欧]
- 現在なし

[グローバル]
- 現在なし

[個別セクター]
- Market Vectors Gold Miners (GDX)
- Market Vectors Agribusiness ETF (MOO)

[REIT・不動産]
- 現在なし

[コモディティ]
- PowerShares DB Agric (DBA)
- PowerShares DB Commodity Index Tracking Fund (DBC)

[債券]
- Aberdeen Asia-Pacific Income Fund (FAX)
- Templeton Global Income Fund (GIM)
- PowerShares Emerging Markets Sovereign Debt Portfolio (PCY)
- Western Asset Emerging Markets Debt Fund (ESD)

[為替]
- PowerShares DB G10 Currency Harvest (DBV)

ポートフォリオ構成(2008/04/25現在)

PF20080425.gif

円安への戻しと外国株式の反発により、円預貯金の比率が低下し、一方で外国株式の比率が増加しています。

2008年04月29日

どっちにしても株式は↑なのかも

今晩は注目のFOMCな訳で、この様子もあって相場は膠着していた感もあります。

世間の噂ではFFレートの-0.25%が有力です。-0.5%ありえない情勢ですから、あるとしても利下げ無しになるか否かとの天秤です。

で、0.25%でも利下げ打ち止めでも、市場は結局これを好感すると思われます。ならば普通に株式はロングしていれば今日のところは良いのかもしれません。逆に債券とコモディティは苦しいかも。利下げ打ち止め感が出ると、ゴールドは更に下げそうです。

一方、「ドルの利下げ停止→円キャリー復活→円安」の流れになれば、日本株にとってもプラス。やはり、変な策は講じないのが正解かもしれません。

昨晩は我慢できずにDUGを損切りましたが、QIDも市場が開くと同時に処分してしまおうと思ってます。あと、ついふらふらっと、安値感からSLVを昨晩仕込んでしまったのですが、これも一旦処分が正解かも..。ちょっと迷ってます。

2008年04月30日

1日間違えてた..

FOMCが2日間なのをすっかり忘れてて、昨晩が金利政策の発表と勘違いしておりました。^^;

という訳で、昨晩は無駄に焦りつつも、予定通り売買を実行。まず、気の迷いで購入したSLVを傷を負う前に処分。続いて、最後のベアポジションだったQIDも処分。

..で処分した資金で何を仕込むかで迷った訳ですが、米国株をついにロングしてやろうと思いまして、最終的にXROを選択しました。XROは米国株のETFとしては以前から注目していた物でしたが、米国株自体をロングすることが無かったために、これまでは仕込む機会がありませんでした。

ちなみにXROの成績ですが、直近1年間の成績が-4%弱。同期間のS&P500が-8%弱ですから、マイナスながらもしぶとい成績を残しています。


しかし、ここ数日のコモディティのやられ方には閉口しています。GDXは遂に含み損に沈みました..。取り敢えず、今日はMOOのポジションを減らし、その分でDBAを買い増ししています。これまで、MOO:DBAを2:1の割合で保有していましたが、これを1:2に逆転させることを考えています。

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