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雰囲気、変わったかも?

日経平均15500円台から急落して始まった先週でしたが、週末に向かって盛り返し、なんだか雰囲気に変化が感じられる気がします。特に、CMEの終値を見るとは15630円と、15500円台を既に回復しており、一週間掛けて底値を探って帰ってきた格好です。東京市場は月曜日も休みですから、月曜日のNYが更に高騰するようですと、東京市場で売りポジを持ち越した投資家にはちょいと怖い展開になるかもしれません。

先週末、何故にあそこまで雰囲気が回復したのが良く判りません。恐らく、米国の消費指標はそれほど悪くなかったこと、RIM(BlackBerryを作った会社ですね)を始めとするハイテク企業に好決算が続いたこと、シティが音頭を取ったSIV救済基金が実質白紙に戻ったこと、欧米中央銀行による市場への資金供給が安定的に続いていること、などが積み重なって、相場の雰囲気を転換したものと思われます。

特にシティのSIV基金が白紙に戻ったことは、悪材料と言う捉え方よりは、むしろ「こんな物に頼らなくても済む見通しが立った」と言う好材料な捉え方がされているみたい。金融セクターの決算発表が一通り終わったことも、嵐が過ぎるのを待っていた投資家の出勤を促すことになったかもしれません。

「多少はゴタゴタが続くだろうけど、基本は回復基調」と言うコンセンサスになるならば、今が仕込み時となる可能性もありそうですが、さて如何なることか?

また、日本株に関して言えば、1つのネガティブ要素だった税制措置として2007年中に利益確定した分に対するキャピタルゲイン課税の減免措置による売り圧力が終息することも、相場の重石をすこし軽くするかもしれません。尤も、日本の証券税制自体は再び迷走を開始していますので、「日本株なんて買ってられっかい」と言う雰囲気は変わらないかもしれません。

..とまぁ、こんな状況ですので、外国株式については基本的に週明けも強気の方針で臨みたいと思います。一方、日本株に関しては、基本的に現状維持。但し、万一15000円を割り込む展開になったら、その時は買い向かうことを考えます。


最後に、先週のトレードのまとめです。

日本株式に関しては、予定通り15300円を割り込んできたところで、「ブル2.5倍日本株ポートフォリォ」を買い増し(結局15000円ちょいで約定)。 その後、15000円割れで追加ナンピンを考えていましたが、結局そこまでには至らず。

一方、海外に関しては細かい売り買いを継続。前週に、作っておいたキャッシュで、まず週初にSKFを買い戻し。相場下落に対する精神的クッションを作成しました。(僅かでもベアファンドを持っていると、全面安の展開の時にも精神的に楽なんです。マジお勧め。)

更に、週末の相場の雰囲気転換を感じて、CAFを購入。本当ならFXIを買い戻す予定でしたが、別エントリーで書いたように、ディスカウントレートを考慮してCAFを選択。また同様の観点で売り込まれている、FAXとGIMの債券CEFの買い増しを実行。

最後に、DGSの打診買いを少し実施。DEMでも良かったのですが、ここまでの下落幅が大きかったことからこちらを選択してみました。

あと、先週書いた様に、MOOの買い増しをしたいと狙っていたのですが、やはり強い銘柄は簡単に買い場を与えてはくれない様です。再び、年初来高値を超えて行ってしまいました。残念。

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2007年12月24日 00:00に投稿されたエントリーのページです。

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