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悪夢の如き一週間

夏休みの明けた一週間。リアルな仕事が山積みで、正直、相場どころじゃない忙しさだったんですが、相場の方がまたメチャメチャな状況で、放置を決め込むことも出来ない状況。もう、如何したものかと..。orz

先週の腹積もりとして、「ジタバタせずに相場の流れを見守ろうと思います」と書いたのですが、そうも言ってられない相場の酷さ。一旦、水曜日には今回のサブプライムローン騒ぎにも収束の気配が出たことで、精神的にも安心感が持てたところで、パリバの傘下ファンドの解約停止が発生。今度は欧州から火の手が上がり、再度、世界市場を焼き尽くしました。

最初の予兆は東京市場。木曜日の相場に異様な違和感が現れました。前の晩のNYが上げて引けたことで、指数はGUしたにも関わらず、好業績な銘柄から軒並み暴落。その一方で、「その他金融」等の売り崩されてきたセクタが上昇。一体何が起きているのか、?マークが果てしなく飛び交う謎の展開..。

私なんぞにこの事由が判る筈も無く、ネット上の識者の情報をあたりまくった所、どうやら真相はマーケットニュートラル戦略のヘッジファンドが逝ったのかどうかは不明ながら、大量のポジション解消を実施。その為、割安な銘柄が売られ、割高と目される銘柄が買われると言う、ファンダメンタル的には考えられない状況が出現したらしい。

そして、その木曜日に欧州がパリバの問題で逝き、これをキッカケに短期金利が急上昇。資金の出し手が不在の状況に..。この状況に、欧・米・日の中央銀行が緊急でマーケットへの資金供給を開始。ジャブジャブ攻撃の甲斐もあってか、金曜日のNYは一応の下げとまりを見せました。

以上、こんな所が悪夢の如き一週間の状況。来週がどうなるかなんてサッパリ判りません。基本線としてはファンダメンタルの強さを信じて暴風雨が過ぎ去るのを待つしかないと思ってます。


..でもって、以下は先週行ったトレーディング内容の覚書。どっしり構えようと思ってた割には、ちょこちょこと悪あがきをしとります。

先ず、日本株式。木曜日のGU局面で塩野義製薬を処分して、その代わりに、新たなバスケット運用を1つスタートさせました。(詳細は別スレットで。)

次に外国株式。こちらは不規則な相場に流されて、一貫性に欠いた狼狽気味の取引に..。

まず、月曜日の寄り付きが引き続き軟調だったのを受けて、流動性の低いCROを損切り。あと、円高傾向が鈍ったのを受けてIXを損切り。そして、返す刀でSRSとSKFのベアETFコンビを買いなおし。..で、これが殆ど失敗。orz 動いた直後から、NYが反発し、ベアファンド×2種は大幅な下落に..。(IXについては、決算が悪かったので、この時点で切ったのは、結果的に悪くなかったかも。)

更に木曜日には、FRBの金融支援報道をみて、そろそろ底と判断。SKFとPPAを損切り、売られ過ぎと見られるEEBとEWZを購入。要は、米国株安を受けて必要以上に売り込まれているBRICsへシフトした格好。

これが、当たりか外れかの結論はまだ出ませんが、日欧米の資金供給が続く限り、新興国へのシフトは第一の選択肢ではないかと思います。既に、米国株へのロングポジションはありません。後は、欧州株のポジションも落とすべきかを悩んでます。


最後に、この数日のヤラレ状況ですが、総金融資産で、3月中旬のレベルまで利益を減らして来ています。まだ、余裕があるといえばあるんですが、いい加減、落ち着いて欲しいと切に願って止みません..。

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2007年08月12日 01:52に投稿されたエントリーのページです。

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