« Alpine Global Dynamic Dividend Fund (AGD) | メイン | 口座維持費ルールを変更④ »

SQ抜けたら弱かった?

今日の東京市場はSQ値の算出日。しかし、晩のNYは大荒れと言うか土砂降り。流石にこれでは、何気に強かった日経も今日は如何にもならないだろう。..ともはや達観して眺めていたところ、予想以上に高い寄付き。結果的に窓が空くこともありませんでした。これならば、逃げるつもりだった人は、そこそこ逃げられたかもしれません。今回はオトナ様々だったかも。

しかし、オトナの事情で堅調を続けていた東京市場もSQ通過後は見事に失速。まぁ、こんなもんでしょ。今回の世界同時株安の原因が長期金利に上昇にあることは衆目の一致するところ。東京市場でも金利上昇に弱い不動産業やその他金融業が派手にヤラレてます。反面、恩恵を受ける銀行や保険業は好調だったようです。

問題は何故ここへ来て、世界的に長期金利が上昇しているのか、これが良く判りません。明確なトリガとしてあったのはユーロの政策金利の利上げですが、これは以前から織り込み済みだった筈で、急に大騒ぎするものではありません。

米国の方は雇用統計が良かったことからインフレが懸念され、利上げ→長期金利上昇と言うことでしょうか。尤も、現状でイールドカーブは長期金利が短期金利を上回る、一般的な状況になった訳で、今までが変だったと言うほうが正しそう。

問題は日本で、何故長期金利が上がってるのか、理由は良く判りません。日銀の利上げを織り込んだ動きと言う事なんでしょう。しかし、こうなると逆に日銀は利上げしにくくなった様な気もします。明らかにこれまでの利上げが景気を失速させる方向で影響が出てきていますし、今回の金利上昇でも株式市場が急激に弱含んだのを見ると、やはり参院選の前の利上げは難しいんじゃないかと..。

さて、問題は今後の見通しですが、日本株については依然として強気を継続したいと思います。今日も下げたとは言え、NYの様な崩れるような下げ方でもありません。日経の週足チャートは依然として下値支持線でサポートされた形を保っています。

むしろ思うのは、不動産株やREITが急落しすぎなのではないかと..? 年内に1%まで政策金利を上げてくることは予見の範囲内ですし、それならば、現在の長期金利の値も、想定内の数字の筈です。ちょっと狼狽しすぎなのではないかと、自分を慰めてます。(やっぱビ・ライフ、売っとくべきだったか~~??)

一方、海外の方は、今現在のNYの動きは落ち着きを取り戻した感じです。ダウ&ナスは微妙な感じですが、それでも今のところは、プラスをキープしています。

..で、ヘッジのためと言うか、おまじないとしてと言うか、少しベアファンドを買いましてみました。いつもの得意技で、これも曲げるようであれば、結果として日本全体にはプラスなので、それはそれで良いですから。買ってみたのは「UltraShort Dow30 ProShares (DXD)」と「UltraShort Real Estate ProShares (SRS)」の2つ。「UltraShort Basic Materials ProShares (SMN)」も買ってみたいのですが、IBでは何故かエラーになって今のところ購入できてません。もし、SMNが買えるようならば、資金的にDXDは即時処分してしまうかもしれません。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.net-player.com/mt/mt-tb.cgi/161

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

About

2007年06月09日 01:11に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「Alpine Global Dynamic Dividend Fund (AGD)」です。

次の投稿は「口座維持費ルールを変更④」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。