DMM出資馬の近況 2024/9/6:グランデスフィーダ、ミスティックロア、シンハナーダ、オブシディアーナ、エクラドネージュ
1.グランデスフィーダ
チャンピオンヒルズにて放牧中。中京開催を目標に進められており、牧場サイドのコメントでは状態は良いとのことでしたが、池江師からの状態がまだ上がっていない旨の判断により、京都開催にスライドすることが決まりました。この辺り、牧場と厩舎の連携の問題が懸念されるところです。厩舎サイドのプライオリティが下げられているのであれば、早々に転厩を考えるのも一つの方策だと思います。
2.ミスティックロア
9/15のラジオ日本賞(中山・OP・ダート1800)への出走を目標に、栗東TCに帰厩しています。9/5、栗CWで最初の追い切りを行なったところ、94.0 80.2 67.9 55.3 41.4 14.6(位置6,馬なり)のメチャメチャなラップ構成になってしまいました。スタッフのコメントによれば、コース入りすると元気過ぎて向こう正面からハミが利かなくなり、無理に引っ張って脚を傷めるよりも馬の気持ちに任せて走らせたとのこと。要するに入りが速すぎて後半失速したと言うことですが、それでも1200Mの80.2は中々早い時計ではあります。取り敢えず負荷は掛かった筈ですから、これでガス抜きが出来て落ち着いて来週の競馬に向かって欲しいと思います。
3.シンハナーダ
ノーザンF天栄にて放牧が続けられています。この中間は速めの調教が取り入れられており、馬体もかなり絞れて来ており、近々にも厩舎に戻して東京開催を目標にするとのこと。相変わらず坂路では乗り難しい面が見られる様ですが、それでも乗り手を選ばずに調教が出来ているとのことで、精神面での成長が感じられるところです。気性面に危ういところのある血統なので、今後は競馬を覚えた後にオンオフの切り替えが出来ることが重要になるとのこと。牧場スタッフからは「この休みでかなり成長できたので、1勝クラスなら軽く突破してほしいです。」のコメントが出されています。
4.オブシディアーナ
美TCに入厩してデビューに向けての調整が進められています。9/5、2本目の本格追い切りを美南Wで行って、66.6 51.9 37.9 12.5 (位置4, G前仕掛け)を計時しています。全体時計は2歳馬として水準以上が出ていますが、ラスト1Fで失速気味なところが減点材料でしょう。騎乗された調教助手のコメントに依れば気性的に慎重なところがあるらしく、これがブレーキになっている模様。只、これは環境への慣れによって改善されるものなので、上積みが望めるとポジティブに捉えたいと思います。
現在の馬体重は474kgで、国枝師からはメンタルに不安定なところがあるため、あまり追い込まないように時間をかけて調整する方針が示されています。デビュー戦の具体的な目標は9/28の中山・新馬(芝1600牝)に置くとのこと。ここから3週間も厩舎で鍛えて貰えることは上積みへの期待と考えて良いと思います。なお、未確定ながら鞍上には菅原Jを配する方向で調整中とのこと。
5.エクラドネージュ
チャンピオンヒルズにてデビューに向けての体力作りが進められています。この中間は坂路4Fを58秒で登坂していますが、問題のDDSPの音は全く鳴っていないとのこと。成長に連れて症状が解消したのであれば、僥倖としか言いようがありません。厩舎長のコメントに依れば、あと2ヶ月で競馬に使える所まで進められる見込みとのこと。