GF出資馬の近況 2021/3/8

1.アレグロモデラート

「アレグロモデラート」と命名されたナスノシベリウスの2019ですが、引き続きノーザンF空港にて育成が行われています。現在のメニューは坂路16-16ペースを週3回×2本の内容で、進捗トップのグループと比較して抑え気味ではありますが、これは「成長を促す」意図も含んだものと思われます。最新の馬体重は445Kgで前回比-5kgですが、乗り込みながらの数字でもあり、特にケアするものではないでしょう。

牧場スタッフのコメントによれば、「当面は16-16中心のメニューで乗り込んで背腰を強化し、更なるペースアップに向けた下地を作っていきます。このまま順調なら7~8月の移動を目標に進めることになりそうです。」とのこと。先ずは移動の目途が示されたことは朗報ですし、夏移動の秋デビューのメジャー路線であれば期待感が高まります。

2.スズナミ

「スズナミ」と命名されたサザナミの2019ですが、引き続き社台Fにて育成が行われています。

「2月末に左前肢にフレグモーネを発症してしまった」とのことですが、症状は軽く、数日の治療で完治できたことは不幸中の幸いでした。フレグモーネ自体は治ってしまえば後に響くものではありませんので、ここは「成長を促すための休養に充てた」とポジティブに捉えたいと思います。

現在の運動メニューは坂路18-17ペースを週3回、内2回は2本乗られており、社台F育成馬の進捗状況としてはセカンド集団に入って来た模様です。3/4には1ハロン15.7秒を楽にマークしたとのこと。

そして、懸念される馬体重についても(先の休養を含めて)431kgまで増えて来ています。小さいことに変わりはありませんが、一時の不安レベルからは脱した様に思います。

3.ヴァロンダンス

「ヴァロンダンス」と命名されたティアラトウショウの2019ですが、引き続きノーザンF空港にて育成が行われています。

現在の運動メニューは坂路17-16ペースを週2回×2本です。これはトップグループと比較すると控え目なメニューではありますが、成長を促すことを考慮したものであり、その効果なのか乗り込みながらも馬体重は維持されています。最新の馬体重は421Kgで、もう少し大きくなるまではこのメニューで進めることになりそうです。

4.ダイヤモンドフジ

「ダイヤモンドフジ」と命名されたマウントフジの2019ですが、エクワインレーシングにて育成が継続されています。現在の運動メニューは坂路15-15ペースを週2回とのことで、本数については不明です。前回の更新では16秒ペースを週2回でしたので、運動内容は着実にステップアップしています。なお、エクワインレーシングは自前の坂路コースを保有されており、時計自体は他牧場と比較することは出来ません。

場長のコメントに拠れば「ゲート練習も入りや駐立は問題なく、発馬も手開けまで進めています。脚もとは何も不安な箇所はなく、飼い葉食いも常に安定していますので、今後も継続して乗り込んで体力強化に励んで行きます。」とのことで、最新の馬体重は458Kgです。

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