GF出資馬の近況 2021/2/18

1.ローズボウル

前走で見事に勝ち上がりを決めたローズボウルですが、その後はリフレッシュ休暇のため、山元TCに放牧に出ています。先日の地震では山元も相当な揺れがあった様ですが、幸い人馬ともに被災無しとのことで何よりでした。

現在、軽めの運動からTM調整へ移行した状況で、まだ乗り運動は行われていません。次走目標を5月の東京ダート2100に据えるとのことから、当面は体作りが優先されて行くものと思われます。

2.ローラーコースター

本仔も山元TCにて調整が続けられています。正月明けに右膝を痛めてしまい、軽目のメニューに控えられてきた本仔ですが、ようやく本格的な坂路調整が開始されています。週5回坂路入りして、内2本では15-15ペースまで上がって来ています。

牧場スタッフのコメントによれば「歩様に硬さが見られる馬ですが、今は状態も良く、歩様も改善しつつあります。毛艶も良く、筋肉の張りも出てきていますので、この状態をキープしながら帰厩の声が掛かるのを待ちたいと思います。」とのこと。

次走の目標は明らかにされていませんが、現在は芝のレースでも3月中旬には出走できる除外の状況です。そろそろ今後の予定を明確にした上で、厩舎に戻して欲しいところです。

3.ナスノシベリウスの2019

引き続き、ノーザンF空港にて育成が行われています。現在の運動メニューは坂路を週3回×2本の内容で、2本目には17~16秒の時計が出て来ます。牧場スタッフのコメントによれば「ここからは週1回程度2本目に16-16ペースを消化させつつ乗り込んでいく予定ですが、、遅生まれでもあり、あまり急かさず馬の状態に合わせて進めていきたいと思っています。」とのこと。

また、現在の馬体重は450Kgで、乗り込みながらもプラス体重に出ていことのは良い傾向です。。

4.サザナミの2019

社台ファームにて育成が続けられています。年明けに熱発をしてしまい、運動メニューを抑えて来たサザナミの2019ですが、現在はそれも落ち着いて、騎乗運動が再開されています。現在のメニューは週3回の坂路入りを行い、18-17-16のペースで乗られています。2/13には1日2本も行われたとのこと。

牧場スタッフのコメントによれば、「坂路2本目では、最後まで良く辛抱し集中力も保てていました。まだ2本登坂を継続してはいませんが、今後の状態を見て調教メニューに組み込んでいく予定です。」とのことで、本格的な2本乗りはまだ先になりそうです。

これは先行グループからは遅れていますが、一方で馬体重は422Kgまで増えています。体格の小さい本仔としては、成長を促すことが最も重要と言えますので、この抑えたペースもポジティブに捉えたいと思います。

5.ティアラトウショウの2019

ノーザンF空港にて育成中です。運動を開始して減少してしまった馬体重の回復のため、2月初に1週間のリフレッシュ調整が行われました。現在は運動を再開しており、坂路を週2回×2本(17~16ペース)で乗り込まれています。

牧場スタッフのコメントに拠れば、「成長を促すため、坂路入りしない日は周回コースで時間をかけて乗り込み、坂路でも普通キャンター中心にジックリ乗り込むことにしたいと思います。」とのこと。現在の馬体重は419Kgであり、馬体重が十分に回復したとは言えません。先ずは、「体重を落とすことなく運動メニューがこなせるだけの体力」を付けることが優先になりそうです。

6.マウントフジの2019

エクワインレーシングにて育成が行われています。現在の運動メニューは坂路を週2回、16秒ペースで乗り込まれています。もっとも、エクワインレーシングでは比較対象が無いため、このメニューが進んでいるのか遅れているのか、推測をすることが出来ません。

これについて場長のコメントに拠れば、「先月よりペースアップしたことで馬体重は一時的に減っていますが、馬体のコンディションは維持出来ていて飼い葉喰いも良好です。脚もとに不安な点も無く、このまま乗り込んで行けば今月末には15秒ペースまで進められると思います。」とのことで、概ね順調な進捗と考えて良さそうです。現在の馬体重は454Kgで、前回の469Kgと比較して確かに落ちて来ていますが、運動をペースアップしたあとの体重としては特にケアする必要はなさそうです。

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