1/9中山1R:ラインオブフェイトは価値のある3着

1/9、中山1R・未勝利(ダート1200)に出資馬ラインオブフェイトが出走しました。

7月にデビュー戦を終えた後、頓挫の続いていた本仔ですが、半年のブランクを経て今回の復帰戦となりました。調教の内容から「今回は叩きで本番は次走」と言うのが陣営の作戦と想像していたのですが、パドックに現れた姿は予想以上に仕上がって見えました。
馬体重+20Kgの割に緩さは感じられず、全てが成長分と考えても良い雰囲気でしたし、何よりも前の馬を追い抜く勢いで周回する姿に好感がもてました。ぶっちゃけ、パドックの姿は贔屓目なしで、1~2を争う出来だったと思います。

レースは無難なスタートを切ったものの、芝でのスピードがあと一歩足りずに2列目からの競馬になりました。ここは出来る限り先行したいところでしたが、これはこれで収穫が得られたと思います。..と言うのは、初ダートで前と左右が挟まれた完全なボックス状態に置かれたにも関わらず、全く怯む様子も無く追走が出来ており、これは本仔の気持ちの強さの表れだったと思います。

結局レースはボックスされた状態で5番手のまま進み、4角を回ったところで鞍上は内に進路を求めました。一見して前が壁になったかと思ったのですが、ここは戸崎騎手の見事な騎乗もあって、上手く抜け出すことが出来ました。なお、ここでも狭い所を割って来ることが出来たことは、本仔の持つ闘争心を示していたと思います。

但し、それでも壁を抜け出すのに一拍時間を要したことは確かであり、楽に進路を確保してきた前2頭には及ぶことが出来ず、結果は3着となりました。ラスト3Fの時計が38.7でしたので、4角をスムーズに3纏めることが出来れば勝ち負けまで見込めたかもしれません。もっとも、今走のTargetJV補正タイムは「93」ですので、現時点で即勝ち負けが狙えるレベルとは言えないでしょう。

クラブからのレース後の情報に拠れば、「脚元に問題は特になく続戦も可能」とのことで、早ければ中1週で中山の最終週へ向かうことも視野に入れている様です。自分の希望としては、中2週で東京ダート1400牝馬限定を目標にして欲しいのですが、この辺りは距離延長・左回り・ダートスタート・相手関係、等のファクタを評価して陣営が判断されるものと思います。

個人的には今走で先行力が確認できたので、1400に延長して確実に先手の取れるレースを狙って欲しいと思います。中山ダート1200よりも、より先行有利な東京ダート1400の方が安全にレースが運べますし、ディスクリートキャット産駒の脚質も400の方により適性のあるデータが出ています。

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