1/9中山1R:ラインオブフェイトは4枠7番

1/9、中山1R・未勝利(ダート1200牝馬限定)にて、YGGオーナーズクラブの出資馬、ラインオブフェイトが復帰します。7月のデビュー戦の後、続戦の予定が熱発し、止む無く放牧に出されたのですが、そこからが頓挫の連続..。結局、半年を経ての2戦目となってしまいました。流石に、ここまでブランクが空いてしまうのは予想外でした。

デビュー戦は調教状態の良さから単勝1.9倍の1人気に推されたラインオブフェイトでしたが、結果は8着。但し、この8着は2度の不利を受けた結果であって、「普通に走れていれば4着はあった」と思われる内容でした。
もっとも、上位との差があったことも事実であり、直ぐに勝ち負けが狙えるレベルではありませんでした。そして、その課題の1つが序盤のスピード不足です。重馬場が影響した可能性もありますが、芝の1200で戦うには若干のスピードが足りない印象でした。

これもあって、今走は芝→ダートへの変更が図られています。只、1200mへの適性と言う点では依然として不安が残ります。フェデリコテシオ理論によれば、本仔の優先祖先はMAX活性のジェイドロバリーであり、その血が強く表れるとすれば、1400~1600が適性距離となります。加えて、全兄キズマが挙げた4勝も全て1400mですから、やはり1200では忙しい予感はします。

また、もう1つの不安材料として、仕上が若干急すぎる様にも感じます。出来ればもう1本追ってからレースに向かった方が状態は良かった様に思います。只、多少の急仕上げでもここを使ったことについては、理解が出来ると思っています。

前述の通り、「本仔の脚質が1200では短い」と陣営が考えているのであれば、今走は「休み明けの叩き台」と捉えている可能性があります。勝負を東京のダート1400~1600に見据えるとすれば、ここで1つ使って、3週空けた東京1週目を本命とする作戦が成り立ちます。

さらに、仮に今走で権利が確保出来なかったとしても、中3週を空ければ出走できる可能性が高くなります。そして、東京の1週目に使えれば、4週目に再走も可能です。コンテンジェンシープランとして、そこまで見込んでの今週であれば、陣営のマネージメントが高く評価できるところです。

一方で、今走の相手関係については、3つ組まれていたダート1200戦から自由に選択が出来ただけあって、よりメンバーレベルの低いレースがチョイス出来たと思います。ナンノコレシキが強そうですが、確勝級とまでは言えず、明らかに他の2番組よりは組みしやすい印象です。

気になるのは7番枠で、出来ればもう少し外枠が欲しいところでした。初ダートなので砂を被るリスクは避けたいことと、メンバーレベル的にハイペースにはならないと想定すると、今走は先手を取ることが重要なレースになります。ラインオブフェイトの場合、前走でスタートダッシュは出来ていましたし、両脇の馬は然してテンが速く無い様に思われることから、芝スタートのここでも無難にスタートを決めることが出来れば、前目のポジションは取れるものと期待します。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする