7/4福島5R:ラインオブフェイトは不利もあって8着

7/4、出資馬ラインオブフェイトが福島5Rの新馬戦(芝1200)に出走し、1人気に推されましたが、不利もあって8着に沈んでしまいました。今回はその原因について、事象を遡りながら考えてみたいと思います。

まず、人気を裏切って8着に大敗した直接的な原因は直線で逃避したテセウスに前をカットされたことにあります。この不利は致命的で、ここで鞍上はレースを止めてしまいました。この不利が無ければ最低限の掲示板は確保出来ていたと思います。

次に、直線で明らかに後方のポジションにいた原因ですが、これも問題は前を走るテセウスにあって、3角から4角にかけてスピードを上げていったところで、前のテセウスがふらついたことで、鞍上は安全に外に回すことを選択しました。しかし、回避したラインオブフェイトに対してさらにテセウスが幅寄せする形で外に膨らんできたことで、ラインオブフェイトは更に大きな距離ロスを強いられることになりました。

この2つの不利の影響は大きく、末脚が残っていたのかも判断が付かなくなってしまいました。記念すべきデビュー戦が不完全な形で終わったことは残念でなりません。

只、このレースの最大の問題点はこの2つの不利より前のバックストレートの走りにあったと思います。スタートは綺麗に決めたラインオブフェイトでしたが、明らかに先行する3頭とはスピードが違い、付いて行くことが出来ませんでした。結局、離された4番手からの競馬になってしまいましたが、福島芝1200でこの位置からの競馬で勝ちに行くのは難しかったと思います。

この先行集団から離された原因が、芝適性にあるのか濡れた芝に苦戦したのか判断は付きませんが、純粋にスピードが足りていない様にも見えましたので、本質的には芝よりもダート適性なのかもしれません。

陣営のコメントによると、次走は新潟2週目のダート1200を予定しているとのことですが、この時期は番組が少ないため場合によってはもう1度芝を試すかもしれないとのことです。個人的には「もう1度まともに芝を走らせてあげたい」と思うのですが、その場合、芝1200では忙し過ぎるので距離を延長したいところです。今回のレースがまともに競馬をしていないことで、馬体に疲労の無いことが前提条件ですが、中2週で新潟芝1400の番組が組まれていますので、芝で使うならばここを狙う方が妙味がある様に思います。

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