GF出資馬の近況 2020/5/21

1.アメリカンツイスト

5/30の富嶽賞(東京・ダート1400)への出走を目標に、美浦TCに在厩のまま調整を続けています。前走がまともに競馬にならなかったこともあってか、馬の状態は元気一杯とのことで、5/20の追い切りでは美南Wを4ハロンから54.6-39.2-12.8(馬なり)を計時しています。時計の掛かる馬場状況だったとのことで、時計以上に状態は良かったとの判断の様です。中舘師のコメントに拠ると、「今週でも出走出来る態勢にありますので、来週の追い切りも軽めで競馬に向かう予定です。」とのこと。

注目の鞍上は、3走続けてスタートを決め損ねた武士沢騎手から、久しぶりに横山典弘騎手に手が戻ります。現在の「後方から差すスタイル」を本馬に最初に教えたのが横山騎手ですので、今回も同様の競馬を志向するのか注目をしたいと思います。

2.ナショナルアンセム

美浦TCにて調整を続けています。矢野師のコメントに拠ると、「先週末に歩様に硬さが見られたので、ショックウエーブ治療を行いました。」とのこと。本馬への出資判断をした際に、歩様の柔らかさを評価したのですが、使って硬さが出てしまうと言うのは想定外でした。こうなると、筋肉の質と言われる部分を出資時に見極めることの重要性が判るのですが、これは相当に難しいです..。

5/20、美南Wで追い切りを実施して、54.8-40.9-13.0(強目に追う)を計時しています。時計的には今一つな感じを受けるのですが、今週は馬場状態が重かった様なので、どの程度まで割り引けば良いのか判断に迷うところです。「今週末と来週の追い切りで出走体制は整いそう」とのコメントから、来週末にも出走することになるのかもしれません。

なお、トラックに付いては「芝でもう1度試してみる」と言う話でしたが、「歩様に硬さが出たことから今回はダートを試して見る」とのことで、ダート1600を目標にすると方針が変更されています。個人的に、本馬は芝馬だと考えていたのですが、何よりも今は勝ち上がることが最優先ですので、この辺りの判断は師に委ねるよりありません。何れにしても、次走は安心して任せられる鞍上を確保して頂かないと困ります。

3.ルヴァンヴェール

5/24の東京5R・3歳1勝クラス(ダート1400)への出走が確定しました。除外馬の多数出た本レースですが、間を11週挟んだルヴァンヴェールには影響ありませんでした。

相手関係を見ると、レーン騎手騎乗のタイキラッシュが頭1つ抜けている感じがしますが、ルヴァンヴェールも上積みを重ねて、1つでも上の成績を狙って欲しい所です。ここで心強いのは未勝利戦を勝利に導いてくれた松山騎手に手が戻ること。最近の松山騎手の騎乗には覚醒した感がありますので、ここはメインのオークスへの景気づけに、一発を狙って欲しいところです。

4.ローズボウル

美浦TCにて調整を続けています。先ずはゲート試験への合格を目標に進められてきましたが、5/21、試験を受験して無事に合格をしてくれました。林師のコメントに拠ると、「試験でも入りから駐立そして発馬までスムーズに行えて合格しています。」とのこと。

今後については「疲れが出なければ種末から競馬に向けての調教を開始する」とのこと。当初の予想では「ゲート試験合格後は暫く放牧に出してダートの番組を待つ」流れかと思いましたが、ここから競馬に向けて進めることになるならば、デビュー戦は「芝で試して見る」と言うことになりそうで、それはそれで楽しみではあります。

5.ローラーコースター

社台ファームにて育成を続けています。現在のメニューは週2回の坂路入りで、未だに1日の本数は1本に留まっています。時計は15秒ペースで乗られていますが、中間で硬さが出たことから、馬なり調整にセーブされていたとのこと。現在は元のペースに戻っている模様ですが、今一つペースの上がらない育成状況には不安を覚えるところです。

現在の馬体重は498Kg。「馬体が大きくなりハミもしっかり取って走れているので、力強い推進を見せるようになっています」と言うコメントが、僅かな安心材料となっています。

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