11/16東京3R:ルヴァンヴェールは前進の無い9着

11/16、愛馬ルヴァンヴェールは東京3R・未勝利(ダート1300)に出走しましたが、2走目の前進を示すことは出来ず、9着に終わりました。

今回の回顧は何時ものスタイルから変えて、先ずは鞍上を務めた三浦騎手のコメントを引用します。曰く、「スタートも出てくれて、馬群の中で競馬をさせようと思いましたが、周りを気にして刺さり気味になり、それを矯正しながらの競馬になりました。今日は不完全燃焼な競馬になり、脚を余してしまい申し訳ありませんでした。」とのこと。一方で、自分は現地のこのレースを直で見ていた訳ですが、イマイチこのコメントを額面通りに受け取ることが出来ません。本稿ではこの辺りについて考察して行きたいと思います。

まず、馬体重は前走から-4Kgの482Kg。うまっ気を全開にしてイレ込んでいた前回のパドックと比べて落ち着きがあり、臀部に☆印が施された毛艶はピカピカで、状態は大変良く映りました。

スタートは良くも悪くもなく、全体にばらけたスタートになりました。そして鞍上のコメントに拠れば、「スタートが良かったので競馬を教える意味で馬群の中で競馬をさせた」と言うことになるのですが、ここに最初の違和感があります。展望記事でも書いた通り、ポジションを取りに行く競馬を教えるために「馬群に入れる」ことについては、自分的には肯定的な意見でいます。しかし、現地で見ていてスタートから馬群の中に入れている印象はありませんでした。パトロールビデオを確認するとスタート直後に内側の馬に体当たりされ、続いて外の馬に被せられたことで、進路を失って位置を下げていることが判ります。後方からの競馬になった原因はこの部分が大きく、その後は追走をしているのであって馬群の中に馬を入れている印象はありません。

次にコメントの「周りを気にして刺さり気味になり、それを矯正しながらの競馬になりました。」の部分ですが、これは乗り役でなければ解らない部分なので本当の所は判断出来ません。只、そもそも馬混みに入れる形になっていないワケですから、信憑性はイマイチありません。

むしろ自分が観戦していて最も疑問に感じたのが3角~4角に掛けての捌き方です。パトロールビデオを見れば明らかなのですが、この間に外に出せるタイミングは明らかにありました。「最後までインをキープした結果、4角出口で進路を失ってしまい、内に逃げるも前が詰まって万事窮した。」と言うのが本レースの最大の問題点であったと考えています。「内に刺さり気味で外に出せなかった」と言うことなのかもしれませんが、馬混みの中で競馬をしたのは最後の直線だけであって、整合性を欠いた鞍上のコメントは騎乗ミスを反論出来ない馬に押し付けている様にしか思えません。

最後の直線では前が詰まって砂を被りまくり

最後に次走についてですが、第一目標の権利は取れませんでしたが、まともにレースをしていないこともあり、脚元に問題の無い限りは在厩のまま続戦する方針とのことでした。陣営としては権利が取れていれば中京への出走を検討していたらしいのですが、これを逃したことで年内に中山で走ることになりそうです。個人的にはもう少し距離があった方が本仔には合う様に思っているのですが、中山になると1800では長すぎますので、芝スタートは覚悟の上で1200へ出走することになりそうです。また、何れにしても鞍上は変更する方向でお願いしたいと思います。なお、次走はチークを試して見るかもしれないとのことでした。

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