2019年度グリーンファーム募集馬の近況フォロー①

恒例のネタですが、今年もグリーンファーム募集馬について、公式サイト情報を縦横に評価して、各仔馬の育成状況を把握して行きたいと思います。昨年はこのシリーズの筆がイマイチ進まなかったのですが、その原因は早々に出資枠を確定してしまったことにありました。その点、今年は今のところ出資確定馬がゼロの状態ですから、モチベーションは高い所で維持できてます。🙂

..と言うワケで初回の今回ですが、10/30までの公開情報をまとめてフォローしたいと思います。ちなみに、2019年度募集馬のグリーンファーム募集馬の育成は、社台F×9頭、ノーザンF×4頭、チェスナットF×4頭、吉澤S×1頭の4牧場で行われています。昨年導入された武田Sの名前は無く、継続されることはありませんでした。実質3拠点に集約されたことで、横の比較は容易になったと思います。

注:各項目の印の意味は次の通りです。
  ◎:最高評価、○:高評価、△:プラス評価、-:評価なし、×:マイナス評価

1801.モンシュシュの2018(満口)

・10/11より社台Fに移動して育成を開始。(-)
・馴致場で駆け足訓練。(×)
・砂の深い馴致場内でも素軽い脚捌き。(-)
・扱いやすく優等生タイプ。(△)
・馬体重468Kg。前回から+17Kg。(△)

社台ブルーグラスFから社台Fへ10/11に移動。現状で初期馴致を完了しておらず、9月移動のグループと比較して、進捗状況に遅れが見て取れます。「素軽い脚捌き」のコメントはポジティブですが、馴致が完了しない状況では、プラス評価は尚早と判断します。一方で、「優等生タイプ」のコメントは気性面の特質であることから、プラス評価が可能です。+17kgで468Kgの馬体重は遅生まれの本仔にとっては良い情報ですが、馴致過程の体重なので、ここから減る可能性も残ります。

1802.リリーアメリカの2018(満口)

・10/11より社台Fに移動して育成を開始。(-)
・馴致場で駆け足訓練。(×)
・動きに素軽さがあり、シャープな反応。(-)
・掻き込む力が強く推進力も十分。(-)
・蹄の減りには注意して行く。(×)
・牡馬らしくやんちゃだが、人に悪さはしない。(-)
・馬体重473Kg。前回から+16Kg。(△)

モンシュシュの2018と同じく、10/11に社台Fへ移動。初期馴致を完了しておらず、育成メニューは一歩後れを取っています。「素軽さ」「シャープな反応」「推進力も十分」のコメントはポジティブですが、モンシュシュの2018と同様に、現時点でのプラス評価は尚早と判断しました。一方で、「蹄の減り」に関するコメントについては今後も留意する必要があることから、敢えてマイナス評価としておきます。馬体重は順調に増加していますが、こちらもモンシュシュの2018と同様で、馴致過程の体重なので、ここから落ちる可能性も十分にあります。

1803.ツルマルオトメの2018(満口)

・10/3よりチェスナットFに移動して育成を開始。(-)
・初期馴致を完了。屋内ロンギ場にて扶助付きで跨り出した。(-)
・姉と同様に気の強い面があるが、人の指示には反抗しない。(△)
・食欲があり、飼葉を良く食べる。(△)
・馬体重465Kg。前回から-13Kg。(-)

10/3にチェスナットFへ移動。初期馴致を完了しており、今後は周回コースへと進んでいく予定。進捗状況としては平均的。「姉と同様の気性」のコメントについては、疳性を成績に結びつけている姉の状況から考えてプラス評価としたい。「飼葉を良く食べる」もプラス評価できます。馬体重は-13Kg減って465Kg。馴致を開始した所のマイナスなのでケアする心配はないでしょう。

1804.ゼマティスの2018(募集中)

・9/14よりノーザンF空港に移動して育成を開始。(-)
・騎乗馴致を終えて馬場入りを開始。(-)
・ハッキング程度の登坂を実施している。(△)
・一旦リフレッシュを入れて本格的な調教を開始する。(-)
・他馬との協調性があり、人にも従順。(△)
・馬体重470Kg。前回から+10Kg。(○)

9/14にノーザンF空港に移動。騎乗馴致を既に完了しており、現在は坂路入りに向けての準備が行われています。全体的な進捗状況はプラス評価。気性面に関しても「人に従順」と言うことなので、取り敢えずこちらもプラス評価にしたいと思います。馬体重は+10Kg増加して470Kg。初期馴致を終えてのプラス体重は評価が上がります。

PS.
一つ上の半姉シェーネメロディ(父ノヴェリスト)は11/2の新馬戦でデビューして3人気の3着と健闘しました。

1805.ブルーモントレーの2018(募集中)

・10/9よりチェスナットFに移動して育成を開始。(-)
・初期馴致を完了。屋内ロンギ場にて扶助付きで跨り出した。(-)
・食欲があり、飼葉を良く食べる。(△)
・馬に対しては勝気な面があるが人には従順。(○)
・馬体重465Kg。前回から-6Kg。(-)

掲載情報はツルマルオトメの2018と大筋で同じであり、これがチェスナットファームの平均的な進捗状況と考えらえます。「馬に対しては勝気で、人に対しては従順」と言う気性面のコメントは高く評価したい所です。馬体重は-6Kg減りましたが、馴致を開始した所のマイナスなのでケアする心配はありません。現状で465Kgの馬体重はダート馬としても十分な大きさが期待できます。

1806.マンハッタンフィズの2018(募集中)

・9/19より社台Fに移動して育成を開始。(-)
・初期馴致を完了。(-)
・常歩2000m、ダグ1200、キャンターのメニュー。(△)
・ハミ受けを正し、姿勢よく動かしている。(-)
・まだ落ち着かない面がある。(×)
・おっとりして大人しい。扱いやすい。(-)
・馬体重426Kg。前回から+9Kg。(-)

9/19に社台Fへ移動して、既に初期馴致を完了しました。キャンターを開始している進捗は先行グループと考えて良さそうです。ハミ受けに関するコメントは取り敢えずフラットですが、今後も続くようなら減点材料になりますので、今後も留意をして行く必要があるでしょう。気性面での問題は無さそうです。本仔の課題は馬体重で、+9Kg増えましたが426Kgの全体体重では不十分です。只、初期馴致を完了してのプラス体重は評価して良いかもしれません。

1807.オープンユアアイズの2018(募集中)

・9/19より社台Fに移動して育成を開始。(-)
・初期馴致を完了。(-)
・常歩2000m、ダグ1200、キャンターのメニュー。(△)
・体格が良く、牝馬としては力が強い。(△)
・前向きさがあって反応の良い動き。(△)
・群れの中でも強い。気の強い面があるが人には従順。(○)
・これから坂路入りを予定。(-)
・7/9にCDCの手術を実施。(×)
・馬体重477Kg。前回から+1Kg。(-)

社台Fへの移動して初期馴致も完了。社台Fの中では先行グループの進捗。「動き」と「気」の両面でポジティブなコメントが並んでおり評価が高い。馬体重は+1Kgの477Kg。取り敢えず馴致を完了しての馬体重なので、現状維持ならば十分。
一方で、本仔でケアすべき点はCDCの手術を実施したこと。只、早期に対応したことで育成への影響は最小限に留められた感触です。先行グループで育成が続けられていることはその証左と考えて良いでしょう。

1808.スルーレートの2018(募集中)

・9/25よりノーザンF空港に移動して育成を開始。(△)
・馬体を膨らませることを優先し、WMを用いて馴致。(-)
・ロンギ場にて騎乗馴致中。(×)
・ブレーキングに時間をかけて無理せずに進める。(×)
・筋肉量が豊富でスピード感のある動き。(△)
・馬体重423Kg。前回から-11Kg。(×)

ノーザンF空港にて馴致を開始しました。白老生産の本仔については育成牧場の選択が気になるところでしたが、ノーザンに収まったことはプラス評価です。只、馴致に時間を要している点は大きな問題を感じます。馬格を考えてメニューをセーブしている模様ですが、この状態が続くようであれば問題事象となってきます。駐立写真からは筋肉質で立派な体躯に見えたのですが、馴致が完了しない状況で体重が-11Kg減っての423Kgと言うのは間違いなく寂しい数字です。本仔については虚弱体質の可能性にも注意を払いつつ、今後の育成状況を見守りたいと面ます。

1809.トゥルーストーリーの2018(募集中)

・昼夜放牧を経て、10/6より吉澤ステーブルにて育成を開始。(-)
・ドライビングを開始。(-)
・馴致開始で体重が落ちた。膨らませつつに進む。(×)
・性格は大人しく、扱いやすい。(-)
・馬体重399Kg。前回から-9Kg。(×)

吉澤ステーブルにて馴致を開始しましたが、小柄な所に体重減が発生しており、馴致訓練が終わっていません。馬体重は-9Kg減って399Kg。馴致を開始して体重が落ちること自体は、一般的な事象であって問題では無いのですが、遅生まれで馬格の無い本仔にとって、これ以上体重が減ってしまうのは流石に看過できないものがあります。体を膨らませることを優先してメニューが控えられる状況となるならば、遅生まれの弊害が顕在化してしまったと判断せざるを得ません。なお、「大人しくて扱いやすい」と言う性格面の安定性は母の気性を考えると大いにプラス材料として評価出来ます。

1810.オールドパサデナの2018(募集中)

・10/11より社台Fに移動して育成を開始。(-)
・馴致場で駆け足訓練。(×)
・左前の蹄に砂のぼりが発生し治療した。(×)
・体つきは安定し、脚取りもシッカリ。(-)
・普段はおっとりして扱いやすい性格。(-)
・馬体重470Kg。前回から+15Kg。(△)

社台Fにて育成を開始しましたが、砂のぼりの症状を発症したこともあり、馴致をまだ完了していない状況です。調整メニューが控えられたことに因るものなのか、馬体重は+15Kg増加して470Kgになっています。体重の増加自体はプラス評価出来る材料ですが、調整が控えられた影響であれば、手放しの評価は出来ません。只、砂のぼりの症状自体は直ぐに収まったとのことですので、ここでの遅れは一時的なものとして、直ぐに追い付いてくることが期待できます。

PS.
一つ上の半姉エルセントロ(父ゴールドアリュール)は9/29の新馬戦でデビューし、2人気に推されましたが14着に敗れました。

1811.アースサウンドの2018(残口僅か)

・10/7よりチェスナットFに移動して育成を開始。(-)
・初期馴致を完了。(-)
・ロンギ場で乗り馴らした後、周回コースへ出す。(-)
・飼葉はしっかりと食べている。(-)
・馬体重465Kg。前回から-5Kg。(-)

チェスナットFにて育成を開始し初期馴致を完了しています。良くも悪くも特筆すべき情報は見当たりませんが、チェスナットファーム育成馬の中では標準的な進捗状況と思われます。馬体重は-5Kg減っての465Kgですが、馴致を完了しての体重減であり、ケアする必要はないでしょう。
強いてフォローしておく点としては、育成牧場がノーザンファームではなくチェスナットファームになったことが挙げられます。半姉ガーデンコンサートと同じくノーザンF育成になれば加点要素となるのですが、昨年度からノーザンFへの預託馬が減っていますので、本仔の評価と言うよりは全体の流れであると考えるべきでしょう。

1812.レイヨンヴェールの2018(募集中)

・10/11より社台Fに移動して育成を開始。(-)
・初期馴致中。馴致馬にて駆け足。(×)
・前進気勢が強く、体を動かすことに前向き。(○)
・丁度良いサイズで脚元への負担無く進められる。(-)
・やんちゃな面があったが、人の言うことを聞く様になった。(-)
・馬体重468Kg。前回から+13Kg。(△)

社台Fにて育成を開始。一歩遅れた10月移動のグループであり初期馴致が完了していません。「前進気勢があり、体を動かすことに前向き」のコメントは、この時期には好評価したいと思います。馬体重は+13Kg増えての468Kgで良好ですが、初期馴致が終わっていない状況ですので、ここから減少する可能性も残っています。

1813.アイアムルビーの2018(募集中)

・9/19より社台Fに移動して育成を開始。(-)
・初期馴致を完了。(-)
・現在は常歩2000M、ダグ1200Mとキャンター。(△)
・坂路入りが出来る所まで来ている。(△)
・元から動きの良さが目立つ。体を伸びやかに使う。(△)
・肩の可動域が広い。(△)
・群れのリーダー。臆病な面もあり。人には従順。(-)
・馬体重430Kg。前回から-10Kg。(-)

社台Fにて育成中。9月移動のグループで、初期馴致を完了しています。既に常歩とダグで乗り運動が進められていて、坂路入りが出来る所まで来ています。全体的な進捗状況は早いグループと考えて良いでしょう。柔軟性に関するポジティブなコメントが並んでいるところは特筆すべきポイントです。特に肩の可動域の広さは、個人的に高評価したい点になります。気性面については「群れのリーダー」はプラス評価ですが、「臆病な面がある」はマイナス評価です。群れのリーダーならば臆病と言うことも無いと思うのですが..?馬体重は-10Kg減って430Kg。馬格的に体重が減るのは痛いですが、育成が進んでいることを鑑みれば致し方の無いところでしょう。

PS.
一つ上の全姉グラナートロートは10/5の新馬戦でデビューし、10人気で9着の結果でした。

1814.アースグリーンの2018(募集中)

・10/3よりチェスナットFに移動して育成を開始。(-)
・初期馴致を完了。(-)
・ロンギ場にて一人扶助で跨りだした。追って周回コースへ出す。(-)
・人の指示を聞く様になった。(-)
・オルフェーヴル産駒にしては扱いやすい。(-)
・馬体重426Kg。前回から-4Kg。(-)

チェスナットFにて育成を開始。初期馴致を完了しています。チェスナットFの育成馬については目立ったコメントが少ないのですが、進捗としては標準的と考えて良いでしょう。気性面についても特に問題は指摘されていませんが、オルフェーヴル産駒で気性面で問題がなければ、それだけでプラス評価なのかもしれません..。馬体重は-4Kg減っての426Kg。まだまだ増えて欲しい所ですが、取り敢えず初期馴致を終えたところなので、一時的な体重減は止む無しでしょう。

1815.クーデンビーチの2018(募集中)

・9/19より社台Fに移動して育成を開始。(-)
・初期馴致を完了。(-)
・現在は常歩2000M、ダグ1200Mとキャンター。(△)
・馴致でストレスの掛かる時期だが我慢が出来ている。(-)
・半姉サザナミより幅があり調教は進めやすい。(-)
・群れの中では強い。納得がいかないとキツイが普段は従順。(△)
・馬体重440Kg。前回から-3Kg。(-)

社台Fにて育成中。9月移動のグループで、初期馴致を完了しています。既に常歩とダグで乗り運動が進められており、進捗状況は進んでいるグループです。半姉サザナミとの比較については、とりあえずフラットな評価に留めます。気性面については、(行き過ぎは問題ですが)他馬に対して適度に強いと言う点で評価をしたいと思います。馬体重は-3Kg減った440Kg。馴致を経て体重が維持できている点は評価出来ますが、馬格的にはもう少し増えて行って欲しいところです。

PS.
一つ上の半姉ビーチダンサー(父エピファネイア)は10/27の新馬戦でデビューし、7人気の15着に敗れました。

1816.デザートオブムーンの2018(募集中)

・9/19より社台Fに移動して育成を開始。(-)
・初期馴致を完了。(-)
・現在は常歩2000M、ダグ1200Mとキャンター。(△)
・坂路入りに向けて進める。(△)
・馬力があり、前向きさもある。(△)
・馬体重450Kg。前回から-10Kg。(-)

社台Fにて育成中。9月移動のグループで、初期馴致を完了しています。既に常歩とダグで乗り運動が進められていて、坂路入りが出来る所まで来ています。全体的な進捗状況は早いグループと考えて良いでしょう。馬力があって前向きさもあるとのコメントは高評価に繋がります。気性面のコメントは見当たりません。馬体重は-10kg減って450Kg。馴致を経ての体重減はケアしませんが、ダート馬であることを前提とすれば、もう少し膨らんで欲しいところです。

1817.レースウィングの2018(募集中)

・9/19よりノーザンF空港に移動して育成を開始。(-)
・初期馴致を完了。(-)
・坂路入り開始。週3回。週末に18-18(◎)
・馬場入りしてからも問題なし。(-)
・1週間のリフレッシュを入れた。(-)
・馬体重485Kg。前回から+18Kg。(◎)

ノーザンF空港にて育成を開始。初期馴致を完了し、すでに坂路入りまで進んでいます。他のノーザンF育成馬と比較しても頭1つ進んだ進捗状況になります。馬場入り後も脚元に問題はなく、1週間のリフレッシュも取っています。なにより、順調に調教が進んでいるなかで、+18Kg体重を増やして来たところは頼もしいところです。気性面のコメントはありませんが、ここまで順調に進められると言うことは、気性の問題も見られないと考えて良いでしょう。

PS.
一つ上の半兄コバルトウィングは9/15のデビュー2戦目の未勝利戦を1人気から見事に優勝しています。

1818.ノーブルリーズンの2018(募集中)

・9/26よりノーザンF空港に移動して育成を開始。(-)
・初期馴致を完了。(-)
・馬場入り開始。1000Mの周回コースを2周半。(△)
・馬場入りしてからも問題なし。(-)
・体力を見ながら坂路入りを開始する。(-)
・馬体重447Kg。前回から+13Kg。(○)

ノーザンF空港にて育成を開始。初期馴致を完了し、周回コースで体力をつけている状況。坂路入りは様子を見ながら実施する。気性面のコメントはありません。馬体重+13Kg増加しての447Kg。まだまだ膨らんで欲しい所ですが、初期馴致を終えての体重増は評価したいと思います。

おわりに

2019年度募集馬の近況フォローを一通り行いましたが、現段階で育成状況に極端な優劣は生じていない印象です。その上で、牧場別に目立った仔馬をピックアップすると、先ずはノーザンF育成でレースウィングの2018が抜けています。唯一坂路入りを開始している上に、体重も増加傾向にあり、今後も緩めずに調教が進められることが期待できます。早期デビューが重要となる近年の状況からすれば、始動の速さは間違いなく1つの長所と言えます。
次に、社台Fから1頭ピックアップすると、アイアムルビーの2018が気になります。馬格の小さい点は不安材料ですが、早々に坂路入り直前まで進んでいることから体質的な不安は払拭されると見て良いでしょう。さらに、柔軟性に関するポジティブなコメントが並んでいることを、現段階では高く評価したいと思います。
一方で、チェスナットFの4頭については、担当者の個性によるものなのか各仔のコメントに目立った差異が見られません。馴致の進み方を含めて、現時点では横一線の印象です。

反対にイマイチ冴えない印象をあたえるのがスルーレートの2018です。育成牧場がノーザンFになったことは評価される所ですが、現時点で馴致が完了していない上に小柄な仔馬の体重が減少傾向にある点が気になります。体質的または気性的な問題を抱えている可能性もあり、今後の注意が必要です。

以上を含めて、最後に自分自身の目論見を記します。今年は2頭から3頭に出資することを前提に様子見を続けているワケですが、現時点での出資候補は以下の順位で考えています。

◎:アイアムルビーの2018
○:クーデンビーチの2018
▲:デザートオブムーンの2018
穴:ノーブルリーズンの2018

育成状況の不安からスルーレートの2018を、馬格の不安からトゥルーストーリーの2018をターゲットから外したことで、候補馬を関東馬に絞ることが出来ました。穴候補のノーブルリーズンの2018についてはコメントに目立つものはありませんが、個人的に馬体が好みだったりします。ノーザンF育成は基本的に高評価ですし、不安な体重も増加傾向です。只、厩舎の評価が判断を躊躇させています..。最後に、アースサウンドの2018も気にはなるのですが、ドゥラメンテの牝馬については他クラブの募集馬の中に気になる仔馬が見つかっており、1頭はそちらに浮気することも真剣に考えていたりします。

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