6/30中京7R:スターリーパレードは一変して未勝利を脱出

6/30、愛馬スターリーパレードは中京7Rの未勝利(ダート1800)に出走し、不良馬場の中を一変した走りを見せ、未勝利戦を見事に脱出してくれました。

休み明けの今走は+2Kgの馬体重484Kgでパドックに登場。シッカリとした歩調で歩けており、相変わらずパドックの様子は良く見せる周回でした。

当日の馬場状況は「出資馬の近況」の中で期待した通りのドロドロの不良馬場になりました。その中でスターリーパレードは好スタートを切り、出鞭も入れてハナを奪いに行ったのですが、内枠の2.ファストフォースと4.スマートレムリアのスタートがそれ以上に絶妙でした。結局、無理をしてもスターリーパレードがハナを奪うことは難しいと鞍上の幸騎手が判断し、3番手からの競馬になりましたが、ここで無理せずに番手を確保したことが、今回の好走に繋がった様に思います。

レースはこのまま3角まで3番手をキープし、3角~4角に掛けて2番手タイに進出。逃げるファストフォースを目標に収めるかたちになりました。この「4角で2番手以内」と言うのは展望記事で書いた通りの展開であり、後はスターリーパレードの粘りに全てを委ねる形になったのですが、ここからの走りはもう見事と言う他はありませんでした。残り200で逃げ馬を捕らえると、後方から追ってきた差し馬を再度引き離し、この時点で勝利を確信しました。ゴール前で落鉄したのはご愛嬌と言った所です。

客観的に本レースを評価すれば、3番手に付けながら脚を溜めて、37.9秒の5位の上りを使って勝ち切っている訳ですから、これはもう「強い」以外の何物でもありません。Target補正タイムも未勝利の標準を大きく超える「104」を出しており、これならば上のクラスでいきなり勝ち負けは無理でも掲示板くらいは狙えそうです。

ここで不思議なのは、「何故今回はやる気スイッチが入ったのか?」であり、その理由付けが全く出来ないでいます。レース前までは、スターリーパレードの好走条件は「スローペースの中をマイペースで逃げる」とう、逃げ馬にとって理想的な条件しかないと思っていたのですが、このレースではハナを取り切ることも出来ず、1000Mの通過時計も61.7秒と未勝利戦としては早いペースでした。それでも好走出来たと言うことは、これまでの見立ては全く違っていたと言うことに他なりません。

「ドロドロの馬場状態が絶妙にマッチした」と言う可能性も残りますが、どうも自分にはそうでも無い様に思えます。一つ感じることは、このレースの展開が1/20に同コースで2着に入ったレースに似ていると言う点です。このレースはペースこそ超スローでしたが、2番手から逃げ馬を終始追いかけてラストで差し切ったものでした。最終的に、更に後ろから来た馬に差されてしまいましたが、気持ちを切らさずに走り切ることが出来たのはこのとき以来になります。もしかすると、前を押さえられてしまうと走る気を失う反面、開けた番手から前を追いかける分には気持ちが維持されるのかもしれません。これが正解ならば、今後の作戦は色々と組み立て様が出てきますので、楽しみが広がると思います。

次走の予定は脚元の状態次第とのことですが、可能ならば中2週で同コースの自己条件レースにエントリーして欲しいと思います。斤量面で有利ということもありますが、時間を空けずにもう1走することで、今回がフロックだったのか如何なのか、確認してみたい気持ちもあります。もちろん、その際の鞍上は幸騎手でお願いします。

最後に、出資者ですら心の隅で信じきれないでいた本仔を、見事に未勝利脱出に導いてくれた西村厩舎の厩舎力に最大限の感謝をしたいと思います。本当にありがとうございました。

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コメント

  1. ひんひん より:

    おめでとうございます。愛馬スターリーパレード頑張りました、先頭にたった時のドキドキ、ワクワク感、たまりません良かったどす。調教時計が速い時好走してる様に思います。5頭出資中、3頭勝ち上がりました(1頭は、予後不良)残るは、アルジェンタータです、勝上がってほしいとおもいます。2~3列前にいないと勝パターンにならないと思います。バンザーイ

    • macKy より:

      ひんひんさま、

      こちらこそおめでとうございました。自分的には1年半ぶりの愛馬の勝利でしたので、勝ちを確信した時は思わず身震いしてしまいました。こんなに長期間勝てなかったのは初めてでした。

      ひんひんさんの3頭勝ち上りと言うのはグリーンファームの勝ち上がり4頭中の3頭を選択していると言うことですから、相当な確率ですね。あとはお互いにアルジェンタータちゃん1頭ですので、この勢いで是非とも頑張って欲しいと思います。前走のTarget補正タイムは「98」が出ていますので、流れ1つで勝ち上がれるところまでは来ています。あとはひんひんさんの強運で持ち上げて貰えれば行けるのではないかと..。(汗)

  2. ひんひん より:

    すいません、言葉足らずでした。4歳シネマソングス、3歳ファビラスギフト、スターリーパレード、アルジェンタータが現役出資馬どす。2歳馬3頭います。

    • macKy より:

      ひんひんさま、

      こちらこそ早合点してしまい、申し訳ありません。アルジェンタータ、あと一歩なので応援して行きましょう。

  3. ダーティーホワイト より:

    macky さま

    お久しぶりです。
    やっと、やっとのことで勝ち上がってくれましたね。
    おめでとうございます。
    この喜びの時を永らく待っていましたが、私も半分くらいは諦めかけていました。

    勝ち上がり間近と感じた2着はあるものの、そこからの凡走を見れば、今回のような強い競馬は想像できませんでした。
    本当に嬉しい誤算でした。
    スターリーパレードも常識にかかってきて、これからは十分に楽しめる馬になったと感じています。
    ハミ受けの問題も解消したようで、兄弟も晩成傾向なので、これからが楽しみですね。

    PS:今回の結果を受けて、ノワールフレグランに手が伸びませんか?
    私の中では、スクミという言葉がNGワードなのですが、馬体重も増えて出資しても良いレベルまで来ていると感じています。

    • macKy より:

      ダーティホワイトさま、

      ご無沙汰しております。そして、お互いにおめでとうございます。予想を超える結果でもあり、ついつい嬉しくてリプレイを見直してしまいます。これならば上のクラスでも、それなりに走れると思えますし、半兄ジュンスターホースの例を見れば更なる飛躍も期待できる気がしてきます。

      さて、ノワールフレグランですが、募集当時から自分としては注目をしてきた1頭です。自分が引かれたのは脚の長さとトモの形です。自分が好きなトモの形については説明が難しいのですが、逆円錐形で縦方向に長い感じがそれで、イメージ的には2歳馬ではグランマリアージュ・ノワールフレグラン・ルヴェルソー・ナショナルアンセムなどが合致します。もちろん西村厩舎には全くの不安がないことも心強いです。一方で、スクミについては体質的な不安を感じますから、敢えて火中の栗を拾う必要は無いと思います。只、エクストラファインなどは新馬勝ちした後でスクミを発生しましたが、その後は復活していますので、馬格があるなら絶対的にNGではない気もします。

      ..では、自分が手が伸びるかと言えば、1歳のラインナップを知った現在ではその可能性はありません。今年の募集馬のラインナップを見ると、出資したい仔馬がテンコ盛り状態なので、ここからは1歳馬に資金を集中する予定でいます。

  4. coral-green より:

    macky様、ご無沙汰しております。

    スターリーパレードは見事なレースでした。
    見る目がない私の『先行、または逃げてどこまで』の評価を覆してくれました。
    調教師、ジョッキー、スタッフの皆様に感謝したいと思います。
    次走はまだ未定ですが、現実的には中2週の中京最終週の同条件でしょうか。

    話は変わりますが、グリーンファームの現2歳について、ご存知の通り勝ち上がりが4/17頭と低迷しております。この世代についてはデビュー時期が例年より早く、この4頭も夏デビューでした。
    未勝利の馬で勝ち上がれそうなのはアルジェンタータ、プランタンヴェール、ガーデンコンサートでしょうか。この3頭も夏デビューであり、やはり早期始動で色々な条件を試したり、厩舎で試行錯誤して頂く事は改めて重要と感じております。
    今年だけの傾向かもしれませんので、全馬のデビュー時期と勝ち上がり率の相関関係など調べたいところです。

    最後に本年度の募集の検討の前に、2歳のサウンドトラック(アースサウンドの2017)を考えております。たまにはクラシック狙いで行こうかと。

    それでは失礼いたします。ありがとうございました。

    • macKy より:

      coral-greenさま、

      スターリーパレードの未勝利脱出、皆さんと喜びを分かち合うことが出来たことも含めて、本当に良かったです。次走は中2週の自己条件の可能性が高いと思いますし、自分もそれが希望ですが、もし脚元の状態から中京開催を見送るならば、この昇級したタイミングで一度芝を試して欲しい気もします。確かにデビュー当時は芝で結果が出ていませんが、あの頃は馬場適性以外の問題が大きかったと考えますし、不良のダートで良い走りが出来たことから芝への適性も捨てきれません。

      さて、2歳馬の早期デビューについては、早くデビューできることに越したことはないと思いますが、一方で「年内にデビュー出来ればまぁ良いか」とも思っています。グリーンファームの募集馬は正直なところアウトレット要素が満載であり、その一つが「遅生まれ」です。それを承知した上で出資を判断するならば、早期デビューはオマケ程度に考える必要があるかと思っています。

      2歳馬への追加出資についてはダーティホワイトさんのコメントに返信するなかで触れました通り、現時点で自分にその予定はありません。その上で、サウンドトラックについて考えるところを書かせて頂くと、まず気になるのはオルフェーヴル産駒の博打感です。一発の魅力は確かにありますが、流石に三振率が高すぎます。兄姉がダート馬になっていることも、クラッシックを想定するならば少し違う様に思えます。
      一方で、背中を押す要素を上げるとすれば、そもそもオルフェーブル産駒はダート適性が強いので、この牝系とは相性が良いかもしれません。更に、オルフェーブル産駒は馬体重が480Kgを超えると勝率があがると言うデータがあります。言い換えれば、小柄なオルフェーブル産駒は走っていません。その点、サウンドトラックは現時点で520Kgを超えていますから、有望と見ることが出来そうです。特に、2歳時に480Kgを超えたオルフェーヴル産駒のレース成績は勝率13.5%、複勝率36.0%を記録しており、なかなかの成績を残しています。