１．レーヌジャルダン
セグチレーシングＳにて調整を続けています。担当スタッフさんのコメントによると、「前回と比べても馬に覇気があり、体調がとても良い状態です」とのことで、状態は着実に良くなっている模様です。ここは前走後に無理して続戦をしなかったことが、良い方向に出ているかもしれません。
高柳師のコメントによると「新潟２週目の牝馬限定戦（芝1,800㍍）を目標に入厩させようと思います」とのことで、目標レースは想定通り両津湾特別（新潟・芝1800牝）となりました。今度こそ新潟の長い直線に適した、末脚を生かす競馬を見せて貰いたいと思いますが、先ずは鞍上に三浦騎手を確保出来るのかが気になる所です。
２．アメリカンツイスト
去勢手術を無事に終えた後、山元ＴＣにて調整を続けています。現在は坂路で15秒を切るところまで乗り込みが進んでおり、術後の不安は無さそうです。
中舘師のコメントによると「焦らずに馬の状態を確認しながら調教を進めてもらっています。新潟の後半を目標にしています。」とのことで、復帰は８月後半になりそうです。新潟のダートとなると、距離は1200か1800の何れかになりますから、これまでの適性からすれば1200の一択となりそうです。只、去勢したことで我慢が効くようになってくれば、距離を延ばす選択肢もアリかもしれません。折角なので、新潟・芝1600で末脚に賭ける展開も見てみたい気がします。
３．アルジェンタータ
2/29、福島2R：未勝利・ダート1700牝への出走が確定しました。出走頭数はフルゲートを割れた13頭に留まっており、前走掲示板の馬も２頭のみと言う状況です。補正タイムで見ても過去走で「95」を出しているのがアルジェンタータを含めた２頭しかおりません。鞍上に戸崎騎手を確保している点からも、陣営は勝負気配と見て間違い無さそうです。
最終追切は6/26に負荷を考慮してなのか美南Ｐで行われ、71.1-55.0-40．2-12.1（位置８，馬なり）を記録しています。ポリトラックで追い切ったことには不安を感じないでもありませんが、師のコメントによれば先週シッカリと追ったので、今週は軽くしたと言うことの様です。
ここで、問題は当日の馬場状況です。木曜日は雨でしたが金～土にかけて雨は上がる予報なので、発走までに稍重まで馬場が回復するのか注目したいところです。恐らく後ろからの競馬になるアルジェンタータにとっては、前が止まらない展開は困りますので、「脚抜けの良い馬場」は本来避けたいところだと思います。只、アルジェンタータ自身も軽量ですから、本質的に深い砂が得意とは思えません。牝系的にも芝でもダートでも走れることから、湿ったダートは得意である可能性があります。何より、全姉シルヴァーグレイスの「ダート・重不良」の実績は2.0.1.1の好成績を残していますので、重いダートでの一変も期待したいところです。
４．スターリーパレード
6/30の中京７Ｒ：未勝利・ダート1800に出走が確定しました。最終追切は6/29に栗ＣＷで行われ、66.6-51.6-38.0-12.2（位置４，一杯）を記録しています。時計的にはそれほど悲観するものではありませんが、内目を通ってのものですし、併せた古馬にも食い下がれていません。状態的に十分に仕上がっているとは思えないのですが、馬房の事情も考えるとこれいじょう先延ばしは難いと言うことかと想像します。
ここで、本仔についても問題は当日の馬場状況です。中京の天気は一旦回復するものの日曜日が朝からの雨予報なので、７Ｒの頃には不良馬場までの悪化があると考えらえます。先行する競馬を志向するであろうスターリーパレードにとって、前残りの馬場は本来臨むところなのですが、問題は本仔の場合スローペースが欲しいと言う点です。そうなると、半端な雨よりも脚抜けが逆に悪くなるドロドロ馬場まで進む方が面白いかもしれません。それじゃなくても、素の能力の比較では見劣りの隠せない相手関係ですので、ここは一発荒れた方が妙味が出てくる気がします。あとは内目の枠を引いて、楽に先手を取れる展開が何よりも欲しいところです。
５．ルヴァンヴェール
入厩に向けてケイツーステーブルにて調整を続けています。メニューは前回更新から変化が無く、周回コース4000Mと坂路で15-15が乗られています。牧場スタッフさんのコメントによれば「体力も付き、動きも良くなっています。馬体重は511㎏です。」とのことで、ダート馬としては程よい馬体重に大きくなってくれましたが、公開された駐立写真をみると、まだ緩く見えないでもありません。
竹内師のコメントによれは「順調に調整が進んでいますので、来月上旬ぐらいには入厩出来そうです。」とのことですが、前回は「６月中に入厩の予定」と言われていましたので、やはり「良化が遅れ気味」と言う判断ではないかと思います。