4/7福島1R:アルジェンタータはダート適性を示す2着

4/7、愛馬アルジェンタータは福島1R・未勝利(ダート1700牝)に出走しました。今回が初のダート戦となりましたが、トラック適性を示しての2着と健闘してくれました。

まず、グリーンチャンネルの画面越しに見たパドックの印象ですが、よく言えば落ち着いていて、ネガティブに取れば覇気が無い様に見えました。只、馬体重は424Kgで前走から+4Kgのプラス体重で出て来ており、輸送競馬を無難にこなしてくれたことが判りました。過去、新潟への輸送で大幅に体重を減らしたことを思えば、精神的にも成長が見られるのかもしれません。

レースは2番枠と言う最悪の枠を引いてしまったことから、なんとしてもスタートを決めて先行集団に取り付くことを期待していました。しかし、スタートこそ無難に決めたものの、その後は行き脚が付かなかったのか、もしくは鞍上に積極的にポジションを取りに行く程の意思が無かったのか、ズルズルとポジションを下げる格好になりました。
この辺りの事情について、公式サイトでは「初ダートで砂を被って進んで行かなかった」の旨のコメントが発表されており、この通りであれば内枠の不利がモロに出たと言う解釈になりそうです。

結局、レースは12番手から進める形となり、3角を回った辺りから進出を開始し、4角を回って直線を向いたところでは9番手に上がって来ました。コーナーをスピードを上げて回って来られたことについては、レース前に課題の1つと考えていた小回りコースへの対応がしっかりと出来ていたと思います。

スピードに乗って直線に入った所で、先行集団の脚がパタッと止まった様に見えましたので、「まとめて差し切れるのではないか」と思わず声が出てしまいましたが、逃げた2人気のプリカジュールまでは捉えることが出来ず、惜しい2着となりました。

このレースの最大のポイントは「前半のポジションが後ろ過ぎた」と言う点に尽きると思います。「39.3秒の最速上がりを使いながら捕まえきれなかった」と言う事実はポジションが後ろ過ぎたと言うことに他なりません。只、一方で39.3秒の速い上がりが使えたと言うことは、ダート適性が間違いなくあることを証明したものと考えて良いでしょう。
尤も、Targetの補正タイムを見ると「95」止まりであり、勝ち上がるにはもう一段の時計の短縮が必要です。そして、これは前半の走りの改善と、より脚質にマッチしたコース選択することで詰められるものと思います。

今回の結果を受けて、権利を取った次走の目標が気になる所ですが、小柄な牝馬なので中3週はキッチリと空けて、次に向かわせてあげたいと思います。恐らく、これまでの奥村師のレース選択を見て想像すると、次走の目標は新潟ダート1800の牝馬限定ではないかと思うのですが、自分が期待するのは東京ダート1600の牝馬限定です。新潟は輸送で失敗した嫌な過去がありますし、4ターンでペースが上がらないコース形態も差し馬には有利に働きません。一方で、東京ダート1600ならば芝スタートの2ターンで、バックストレートのペースが速くなる上に、ラストの直線は新潟同様に長いですから、比較して差しが届きやすいのは東京ダート1600の方であると考えられます。
前半が忙しくなる点で不安はありますが、後方からの競馬になるのであれば、1600でも1800でも大差は無いと思います。むしろ、ここでは100Mの距離短縮効果を期待したい所です。全姉の成績を見ても良績はマイル以下の距離であることからも、距離は短くして問題ないと思います。

ちなみに、5/4の東京に当該条件の番組が予定されているのですが、昨年の同番組を見ると出走頭数が12頭の超低レベルのメンバー構成になっていました。今年も状況に大差は無いと考えれば、相手関係を考慮して敢えてローカルを選択する必要は無いと思います。そして何より、アルジェンタータはローカル競馬場以外で出走したことがありませんので、一度は東京・中山で走らせて欲しいと思います。関東所属馬であることを重視して出資を決めたにも関わらず、未だに実馬を見る機会がありません..。😰

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コメント

  1. SHIM より:

    macKyさん、こんにちは。
    アルジェンタータのレースは今後のレース選択と勝ち上がりに希望が持てるものとなり
    少しホッとしています。(2着が何かを保証するものではないのですが…。)

    今回のレースが前半の遅れが響き、勝ち馬と離され過ぎたために届かなかったとの
    分析には完全に同意いたします。
    パトロールを見ると丸田騎手はスタート後にそれ程促すような素振りは見られません。
    内枠でもありますしその点は不満ですが、そのお陰で終いの脚が伸びたとも考え事も
    出来ますし、なんとも。(競馬の奥深く難しい部分ですね。)

    次走に関しては東京ダート・1,600mも選択肢として面白いと思うのですが、
    福島と異なり起伏があり最後に坂のあるコースで今回の様な末脚が使えるのか?
    楽しみでもあり不安でもあります。

    • macKy より:

      SHIMさん、

      今回のレースでアルジェンタータのダート適性が明らかになったことは本当に朗報でした。これで、芝/ダートの両方が走れて距離もこなせる訳で、番組選択の幅が広がりました。只、次走で勝ち上がりが狙えるかと言えば、時計的にもう1段の上積みが必要でしょう。

      体型的にスタートダッシュの効くタイプではないと思うので、長所である末脚のキレを活かすレースをさせることが結果に結び付くと考えており、それには直線が500Mある東京のダートは魅力です。特に東京ダート1600はバックストレートのスピードが上がり、ペースが速くなり易いコース形態であり、差し馬には有利な条件になります。確かに直線坂への適性は不安要素ですが、中京の芝でも早い上がりを使えたことから、坂が致命的と言うことはないと見ています。むしろ、直線坂の存在によって前が止まり易くなる点が有利に働く様に思います。

      すでに公式サイトからは、放牧を挟んで東京1600牝か新潟1800牝を選択する旨、発表されました。坂を嫌うならばフラットな新潟を選択することになりますが、新潟のダートは芝内回りの内側なので、直線が短いことを失念していました。自分的には直線の長い東京コース一択だと思っています。

      PS.
      アルジェンタータは血統背景からみると成長力がありますから、「地方交流でサクッと勝ち上がってしまい、ゆっくりと成長を待つ」と言うのが正解の様な気もしています。小回りダートへの適性も見せましたし、今の時期の地方交流戦のレベルならば、余裕で勝てそうな気がします。