レーヌジャルダン特別登録

公式サイト情報によれば、レーヌジャルダンの次走目標は10/14の粟島特別(新潟・芝1800牝馬)とされていますが、本日特別登録の状況が発表され、レーヌジャルダンは粟島特別に加えて、寺泊特別(新潟・芝1600)と瓢湖特別(新潟・芝2200)にも重複登録をしていることが確認されました。

これは除外を回避するための戦略であることに疑いなく、実際、目標とされてきた粟島特別には39頭もの馬が登録してきています。この内、前走5着内の権利持ちが5頭、レーヌジャルダンよりも優先権を持つ馬が13頭いますので、これら全てが回避しないでくると、非抽選のまま除外となってしまいます。但し、レーヌジャルダンの他にも重複登録を行っている今は15頭もいますので、相手関係を見ながら最終的なエントリーは流動化するものと思われます。

同様に寺泊特別は全38頭登録で、内5頭が権利持ちで、更に14頭がレーヌジャルダンよりも優先権を持っています。こちらの方が粟島特別よりも混雑しており、回避が無ければ非抽選で除外となる点では同様です。

一方で、最も競争率の低いのが瓢湖特別です。全26頭登録の内、前走5着以内が4頭、レーヌジャルダンよりも優先権を持つ馬が5頭、同条件の馬が1頭ですので、こちらについては現時点で出走が確定しています。
自分としては常々「新潟芝2200を試して欲しい」と思っていましたので、除外対策とは言え芝2200のレース条件も高柳師の視野に入っていることは朗報でした。

ちなみに、競争倍率の高さが示す通り、粟島特別と寺泊特別には確勝級の馬が多数出走して来ます。まず寺泊特別には1000万条件で2着の実績のあるビーカーリーが降級してきます。他にもフェルトベルクの様な実力馬がエントリーしている上に、この2頭は重複登録をしていませんので、他に回ることはありません。
次に粟島特別ですが、こちらには1000万条件で4回連続2着の実績がある実力馬プリンセスルーラーが出走して来ます。こちらも重複登録をしていませんので出走は確実で、おそらく単勝1倍台の人気になることでしょう。

これに対して瓢湖特別のエントリーメンバは明らかにレベルが一段落ちており、前走のTarget補正タイムが100を超えているのはエレクトロニカの1頭のみになります。但し、そのエレクトロニカも過去の最長経験距離が2000Mであり、2200Mが未経験である点でレーヌジャルダンと同じです。エレクトロニカは3つの特別競走全てにエントリーしている上にこちらは権利持ちなので、除外の回避策ではなくて、相手関係を見てレースを選択する作戦と考えられます。

以上の通り、目標の粟島特別にはプリンセスルーラーと言う頭2つ飛びぬけた実力馬がエントリーしてきましたので、ここは素直に回避するのが賢明と考えます。一方で芝1600の寺泊特別にもビーカーリー、フェルトベルクが出走する様に相手関係は凶悪レベルです。もうこれは瓢湖特別に回ることが、勝利を手繰り寄せる可能性の最も高い選択であると考えて疑いありません。せっかくの機会なので、ここは是非とも芝2200を試して欲しいと思います。新潟芝2200は4ターンでペースが緩みやすく、先行有利のコース形態ですので、レーヌジャルダンの脚質にはマッチするものと信じています。母の様に積極的な逃げの手を打つには、ピッタリの舞台となる筈です、

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