9/15中山7R:フォーチュンリングは消化不良の14着

9/15、愛馬フォーチュンリングが最後の勝ち上がりを賭けて中山7R未勝利(芝2000)に出走しましたが、消化不良のレースとなってしまい、結果は14着に沈みました。

フォーチュンリングの姿を直に見るのは3走振りでしたが、パドックを歩く姿は1か月に3走目となる使い詰めを感じさせないものでした。馬体の細化も見られませんでしたし、力強い踏み込みで歩けていたと思います。

最後なので、レース内容に関しては細かいことは言わずに終わりたかったのですが、レース後の大野騎手の「4つのコーナーに戸惑っていました。今日は右回りや坂というよりは、コーナーの影響が大きかったと思います。状態は良かったので、うまく力を発揮させてあげたかったです。」のコメントにはカツンと来ましたので、言いたいことは書き残して置くことにします。

まず、スタートは揃ったスタートを切ることが出来ました。しかし1角のポジションが13番手となったのは、右回りとも4ターンとも関係なく、鞍上に出して行く意図が無かったことを示しています。前走の芝1600でも7番手をキープしていることからも、スピードが足りない訳ではありません。最初から脚を溜めて上りに賭ける作戦を想定していたと考えるべきで、それ自体については自分は悪いとは思っていません。実際、ペースは1000Mが60.9秒でスローではありませんでしたし、中段からでも勝負は出来たと思います。只、13番手と言うのは中山芝2000で勝利を狙うにはポジションが後ろ過ぎます。

その後、バックストレートで順位を落とし、3角では16番手まで下がりました。この辺りは鞍上のコメント通り、馬が右回りと4ターンに戸惑った可能性はあると思います。

しかし、鞍上の最大の失敗は4角を捌き損ねたことに尽きると思います。結果的にこれだけ後ろに下げたことで脚は溜まっていた筈ですが、外に出し損ねて進路を失いました。この原因は後方にいたアルスラーンへの注意が出来ておらず、4角でボックスされたことにあります。ここで外に出せていれば、少なくとも14着などと言う論外な着順は無かったと思います。

外への進路に蓋をされてしまい、慌てて内に進路を求めたものの、目の前には何重もの馬群の壁がふさがっており、脚を残したまま追うこともできず、渋滞の中で最後方のまま終戦を迎えることになりました。

確かにフォーチュンリングにとっては条件的に合わないレースだったことは確かであり、必ずしも「勝てたレースを落とした」とは思っていません。しかし、流石に14着は負けすぎであり、その原因を自分に求めずに反論の出来ない馬のせいするジョッキーは卑怯だと思いますし、自己分析出来ない者は一流にはなれないと思っています。

最後のレースがこの様な形になったこと、そしてあと僅かな運が足りずに勝ち上がることが出来なかったことは、本当に残念でなりません。しかし、僅か7走でしたが、毎回ワクワクさせてくれるレースを見せてくれたフォーチュンリングには心から感謝しています。恐らく、本レースを以て引退し、繁殖に上がるものと思いますので、是非ともキレキレの末脚を伝した仔馬をターフに送り出してくれることを祈っています。

PS.
レース後に頂いた記念のゼッケンは、フォーチュンリングの記憶と共に大切にしたいと思います。

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コメント

  1. yamajin より:

    macKyさん、土曜はお疲れ様でした。
    私も久々の一口参戦がフォーチュンでしたので、デビュー前の牧場にも会いに行きましたし、全7戦応援に出かけました。(千葉から新潟連闘はこちらもきつかったです!)
    脚元がパンとしないまま、最後は使い詰めで、本当に可哀そうでしたが、無事競走生活を終えてくれて、ほっとしてます。
    オークションに出されたので、フォーチュンの仔がノーザン系で募集される可能性はなくなりそうで残念ですが、繁殖牝馬として良い仔を残してくれることを祈っています。
    私も2戦目のゼッケンを頂きましたので、彼女との大切な思い出にしたいと思います。

    • macKy より:

      Yamajinさま、

      コメントありがとうございます。また土曜日はお疲れさまでした。
      自分は夏競馬の間は現地観戦を封印していましたので、久々の競馬場だったのですが、残念ながら良い結果は得られませんでした..。只、最悪でも未入手だったゼッケンはゲットしたいと考えていましたので、最後に最低限の目標がクリア出来たことは救いでした。ちなみに、新潟の2戦以外は自分も現地観戦していいまして、2戦目のゼッケンじゃんけんにも参加しているのですが、流石にその時のじゃんけんのお相手の姿は思い出せません。(汗)

      フォーチュンリングは牝系が良いのでノーザンが手元に残してくれることに期待したのですが、あっさりと手放されてしまいましたね。シンラバンショウもそうでしたが、今のノーザンに残ることは容易ではない様です。シンラバンショウはオークションに出展された後、繁殖目的で落札され、仔馬はリニューアルしたYGGオーナーズクラブから募集が掛かる運びとなりました。フォーチュンリングについても、同じような形で仔馬に一口出資出来るような形になると嬉しいのですが、先ずはオークションの結果を見守りたいと思います。