東京競馬場・馬場開放

周回遅れのネタで恐縮ですが、去る6/24は春競馬の最終日で東京競馬場では馬場開放が実施されましたので、これに参加して来ました。一応、朝から整理券が配布されるので、これを貰っていない人は参加することが出来ないのですが、自分が貰いに行ったときは他に券を貰いに来る人も居ませんでした。ですので、案外と空いているのかと思いきや、開柵の10分前には長蛇の列が出来てしまい驚きました。争って先に入る意味も無いだろうと思ったのですが、人のいない写真を撮りたいと思うと我先に入りたいのかもしれません。

もっとも、コースが解放されると言っても芝のホームストレートの部分とダートの極一部だけですので、開放区間の端まで行けば、必然的に誰も居ない写真を撮ることは可能です。

ホームストレートから1コーナー方向を見たところ

ダート開放区間から4コーナー方向を見たところ

当日の天候は雨模様で、馬場状態は芝が重~稍重、ダートが不良だったと思うのですが、馬場開放が行われた時間帯は雨も上がって青空が広がってくれました。

ところで、実際にコースに入って実感出来たのが芝の状態の違いです。当日は開催最終日で芝のレースは各馬がインコースを空けて走っていた程、内埒沿いの芝が荒れていたのですが、実際にどれくらい内と外が違うのかと言うと、もうメチャメチャ違っていました。

内埒沿いの芝と外埒沿いの芝

内埒沿いは芝が無いから走り難いと言うよりも、凸凹していて走り難いものと理解しました。つまり、速く走るために力が要ると言うよりも、凸凹していると危なくてスピードが出せないので、最高速度が制限される状況になるのではないかと思いました。これが正しいなら、力を残して直線に向いた馬ほど、芝の状態の良い所を走って持てる最高速を出す必要がありますが、先行して力が残っておらず最高速度が落ちた馬にとっては、敢えて距離ロスしてまで状態の良い所を走る必要は無いのかもしれません。言い換えると、先行して余力のない馬も、後方で脚を溜めて余力のある馬も、馬場の悪い所を走ってしまうと、最高速度の差が出ないので前にいる方が有利になるのではないかと考えました。

実際のところはジョッキーに聞いてみないと分かりませんが、なんとなく今まで言葉で聞いて判っていると思い込んでいたことが、「実際にはよく判っていない」と思えたことはちょっと新鮮でした。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする