出資馬の近況 2018/3/22

1.レーヌジャルダン

山元TCにて調整中。現在は周回コースと坂路で乗り込みを行っており、週1回のペースで15-15も行われています。背腰の疲れも見られず、体重も460Kgと言うことで、先ずは順調そうな感触です。

高柳師からは次走の予定が発表され、5/12の石打特別(新潟・芝1800外回り)を目標にするとのこと。1/27の東京芝1600で好走したことについて、「距離に適性があった訳では無い」と言う判断には同意する所ですが、「右回りが苦手で、左回りに適性がある」と判断されるのは、汐留特別(中山・芝1800)でそれなりに走っている事実からすると、やや疑問符が付きます。

個人的に、「レーヌジャルダンの好走条件は中盤でペースが緩むことにある」と考えています。その点で、新潟・芝1800も中盤のペースは緩む傾向があるので、相性はそれなりに良いと思いますが、問題は外回りの長すぎる直線で、逃げ馬には不利なコースです。前目に位置取りして、直線で抜け出す競馬を志向するのかもしれませんが、長い直線に対してはキレる脚を使える距離に不安が残ります。前々走で好走した様に、逃げて結果を出すことを狙うなら、翌日の胎内川特別(新潟・芝2200)の方がマッチすると思います。こちらは4ターンの内回りコースでペースも緩みやすく、逃げ馬には有利なコースです。

2.アメリカンツイスト

3/31の中山・ダート1200Mに向けて美浦TCにて調整中。3/22、美南Wで1週前追切を実施して、71.2-55.7-41.2-12.8(位置8,強めに追う)の時計でした。3ハロンから41.2秒は早い時計とは言えませんが、重馬場で時計が掛かる状態だったことと、ラストは追われて13秒を切り、僚馬にも先着していることから、状態は前走同等と見て良さそうです。
また、ゲート練習も並行して行われており、こちらも特に問題はないとのこと。今回は1200Mなので、スタートの出遅れは致命的ですので、シッカリと練習しておいて欲しいと思います。
あとは、鞍上が誰になるのかが気になる所です。3/31は2場開催の上に、中山ではダービー卿(GⅢ)が開催されますので、有力騎手の確保には困らない筈です。

3.フォーチュンリング

歩様の乱れを発症したことから、ノーザンファーム天栄にて調整を続けています。なんとか現在は症状が治まってくれた模様で、14-14の乗り込みが再開されました。12月の発症時と2月の再発時は、何れも14秒を切る調教でしたので、ここが正念場となりそうです。このまま何事も無ければ、2回東京には間に合うと思いますので、何とか順調に進んでくれることを祈っています。なお、現時点での体重は471Kgとのことで、成長分を割り引くとしても、相当ここから絞る必要がありそうです。

4.スターリーパレード

ノーザンファーム空港にて育成中。週3回✕2本のペースで坂路入りし、内1本は14秒台まで進められて来ましたが、ここで一旦リフレッシュが入った様です。特に悪い所があった訳では無く、強めを続けて乗って来たことから、一時的にウォーキングマシンで休養を入れた様です。現在は15-16まで坂路調教を戻しており、馬体重も500Kgキープしているとのこと。無用に慌てる必要はありませんので、入厩に向けて着実に進めて行って貰えれば良いと思います。

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コメント

  1. より:

    久しぶりにコメントさせていただきます。
    以前、コメントさせて頂いた際にも、ジャルダンにマイルは合わない、長距離で能力発揮の旨の内容を書かせていただきましたが、理由はまさにmackyさんの言われるとおりだと私も思っています。
     ただ、今一つ思うのは、今回(次走)に限っては、1800でも良いのではないかと言うことです。なぜなら前走までマイル続きで来て、放牧挟んでいきなり2000超というのは、何というか、流れが悪い、後手を踏んでいるような感覚があるからです。
    調教師がマイル適正があると誤解していないことが分かっただけで、ここは良しと考えるのはいかがでしょうか。
     それに、1800や直線の長いことを理由に、500万クラスで溺れているようでは先が無いとも思います。私の経験上、条件があまりにも揃いすぎると、理由のつかない惨敗や予想外の結末が起こることがあります。それだけは避けたいのでここは程良いかなとも思っています。
     また、私は以前から馬体の強さ、馬力(うまりょく)の成長度に着目しています。まずは3つ続けて使えるようになってからが、本当の勝負と見ていましたが、ようやくここにきて、そのステージになってきたかなとも感じています。成長曲線的ににじみ出てくる力に期待しています。2200は勝って昇級戦でもいいじゃないですか。その方が楽しみも続くというものではないでしょうか。(笑)
     最後に、新潟1800の勝つイメージとして、私の頭の中には、母のクィーンスプマンテの鳥屋野Sがあります。良かったら、動画サイト等で見ていただけたらと思います。またまた長くなってしまいました。次走、楽しみに待ちましょう。

    • macKy より:

      Fさま、

      御無沙汰しております。
      Fさんのレーヌジャルダン(そしてクィーンスプマンテ)についての知見は本当に参考になります。言われてみると確かに、500万条件で直線の長さを懸念している様では、昇級しても先はありませんね。改めて、自分はFさんの様に、ジャルダンを信じてあげられて居ないのだと感じました。だから、「降級前のラストのレースで何とか一度買っておきたい」と言う助平根性が透けて出てしまったのだと思います。もっと、愛馬の力を信じてあげないといけませんね。

      ご紹介を頂いたクィーンスプマンテの鳥屋野特別の映像ですが、GCの「栄光の名馬たち」の録画を引っ張り出してきて、改めてよく見てみました。ある意味で典型的な新潟芝1800の展開で、600M~1200Mの3Fのラップが37.5に緩んでいて、ここからラスト3Fの瞬発力勝負になっています。クィーンスプマンテとしては、逃げてスローに落とし、33秒台の上りをつかって勝ち切った訳で、注文通りではありますが、内容は非常に強い競馬をして勝っていると思いました。残り400Mからスパートして、200Mからもう一度伸び直しているところが凄いですね。確かに、こんなレースをジャルダンにもして貰えれば最高だと思います。私も、次走を楽しみに待ちたいと思います。