グリーンファーム愛馬会の17年度募集馬の測尺情報が12月の愛馬会だよりの中で更新されていました。そこで再び、前回のネタのフォローアップをしたいと思います。最新の馬体重データから、一口馬主DBサイトの「馬体重成長シミュレーション」機能を使用して求めた、デビュー時予想体重を、下記の表中に追加しました。
注:本計算に際しては、募集時の測定日を8/25、9月測定日を9/20、10月測定日を10/25、11月測定日を20日と、それぞれ仮定して計算を実施しました。
募集時予測値 | 9月予測値 | 10月予測値 | 11月予測値 | 今回増減 | |
クィーンスプマンテの16 | 454 | 460 | 452 | 454 | +2 |
アースリヴィングの16 | 462 | 472 | 474 | 440 | -34 |
アースサウンドの16 | 464 | 452 | 442 | 424 | -18 |
マルカアイチャンの16 | 508 | 512 | 496 | 484 | -12 |
シルヴァーカップの16 | 466 | 464 | 444 | 442 | -2 |
カドリーユの16 | 486 | 480 | 466 | 460 | -6 |
ラクリモーサの16 | 468 | 466 | 438 | 440 | +2 |
プランタンビジューの16 | 526 | 510 | 490 | 486 | -4 |
ジュエルオブナイルの16 | 490 | 492 | 480 | 470 | -10 |
デフィニットの16 | 478 | 480 | 460 | 448 | -12 |
ハートビートワルツの16 | 456 | 452 | 452 | 434 | -18 |
ツルマルオトメの16 | 520 | 524 | 510 | 502 | -8 |
サクラサクⅡの16 | 424 | 440 | 422 | 422 | ±0 |
アドマイヤヒラリーの16 | 514 | 520 | 504 | 482 | -22 |
ファビュラスセンスの16 | 466 | 470 | 446 | 442 | -4 |
ラヴアズギフトの16 | 468 | 470 | 448 | 438 | -10 |
10月のデータと比較して、予測値の変化が収束傾向にありますので、総体的にはデビュー時予測体重はこれ位の値で固まりつつあると見て良さそうです。…とは言うものの、幾つかの仔については、予測値に大きな変動が見られますので、この辺りについて検討をしてみたいと思います。
先ず、最も予測値の変化が大きかった仔はアースリヴィングの16で、-34Kgの減少となりました。ここまで順調に予測体重を増やしてきただけに、ここへ来ての急減は正直痛いところです。同じオルフェーヴル産駒のクィーンスプマンテの16と予測体重が入れ替わってしまいました。但し、育成の進行状況を見るとクィーンスプマンテの16はペースが緩い様ですので、最終的にはどちらの仔も440Kg台に着地する様な気がします。
次に変化の大きいのがアドマイヤヒラリーの16の-22Kgです。只、アドマイヤヒラリーの育成メニューはここにきてトップグループに追いつく勢いに見えますので、確実に絞れてきた結果と考えて良さそうです。(写真の立姿もスッキリしてきました。)そう言う意味からすると、今回の予測体重は若干低めに出ている可能性があります。最終的な着地点は500Kgを切る位と予想します。
次に大きな変化は、-18Kgのアースサウンドの16とハートビートワルツの16ですが、この2頭についても先のアドマイヤヒラリーの16と同じで、育成が進んでいるグループなので、予測体重が小さく出ている可能性があります。その様に考えるならば、10月予測値の方が実際の着地点に近いものと考えることが出来ます。
最後に幾つか気になったところをコメントすると、まずカドリーユの16とデフィニットの16については、450Kg~460Kg程度に着地する気配が濃厚です。ダート馬としてはちょっと体重が寂しいと見て良さそうです。
次に、プランタンビジューの16とツルマルオトメの16ですが、何れも牝馬にしては巨大化が心配される状況ながら、予測体重はなんとか500Kg前後をキープ出来ています。なんとかこのレベルの馬体重で着地できるならば、むしろ好評価の材料に化けてきます。