ベアトリッツの2018

今年から種牡馬デビューする馬の中でも、注目の筆頭格はドゥラメントとモールスの2頭と言うことで間違いないと思います。特にモーリスは血統表上のサンデーサイレンスの位置が3代目になることから、サンデーサイレンスのクロスを実現するハードルが低くなり、今後の人気を集めることは確実です。
実際、今年の種付け実績をみると、種付け料400万円で265頭の牝馬を集めています。これは社台スタリオンの中でドゥラメンテの284頭に次ぐ数字になります。そして、実際にどの様な牝馬がモーリスに配合されたのか見てみると、ハープスター・ジェンティルドンナ・ブエナビスタなどのディープインパクトを父に持つ実績牝馬が目白押しになっています。

そこで、この母馬の中からグリーンファームから募集される可能性がありそうな候補を探したところ、見つかったのがベアトリッツです。ベアトリッツは昨年から繁殖生活に入り、2017年は初仔としてストロングリターンの牝馬を生んでいますが、今年はモーリスが配合されていました。そして、この仔が無事に生まれた暁には、5代血統表は次の様になります。

サンデーサイレンスのクロスが奇跡の血量(3x4)を形成するのが何よりの魅力です(Lyphardの5×5の父母間クロスもあり)。ちなみに、ファミリーナンバーが王道の1号族(F1-n)なのも好感触です。まだまだ先の話にはなりますが、この仔が無事に生まれてくれて、グリーンファームから募集されることに夢が膨らみます。

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